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見るべきものは、すべてみた?

くらしの雑記

大河ドラマ、今回は「壇ノ浦」。誰もが知るこれからの義経を思うとせつない回でした。時代を彩り散った若い命。人生100年時代といえど、50代ともなると見るべきものはみたのかなとも思ったり。

平家物語と鎌倉殿が双方の視点で描かれる2022年

今年はアニメ版の平家物語もあって、こちらは平家側からみた「栄枯盛衰」。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は源氏からみた「その後の鎌倉幕府」までを描いています。

両方から見た物語、結果は同じなのですが、それぞれとても見ごたえあり。

↓アニメ 平家物語はNetflix、U-Next,Amazonプライムなどで観れます。

散り方、終わり方

大河の脚本は三谷幸喜さん。「真田丸」は素晴らしかったですね。同作の「関ケ原」が秒で終わってしまったので今回の「壇ノ浦」もさくっといってしまうのかと思っていましたが、さすがに秒ではなかった。義経の八艘飛びもみれたし、菅田将暉さんのピュアと狂気が共存した役は素晴らしかったです。そしてこの先を想うとせつない。

↓大物の浦 平家の亡霊 (歌川国芳) 2022年3月 京都文化博物館にて、撮影OKの絵。

兄の頼朝に追われて大物の浦(現在の兵庫・尼崎付近)から出帆し、平家の亡霊に襲われ、弁慶の宝力により退散されるの絵。絵もお話もダイナミック。

時代は変わって

令和の今、昭和の企業戦士(ふるっ)が次々と引退の時期を迎えています。こちらも栄枯盛衰、いつまでも現役気分で若い人との価値観がずれたままの人も、引き際が美しく潔い人もそれぞれですね。

年相応という言葉も今やしばりが過ぎる部分もあり、いつまでも若々しい方もたくさんおられます。それでも今の自分の終わり方を考えて、次へのフェーズの切り替える。そんなことを考える時間があるのが50代なのかなと思います。

見るべき程の事は見つ

見るべきものはすべてみた、という意味のこのセリフは平家物語の終盤、平知盛のセリフとして歌舞伎の演目にもありますね。いつか見たい「義経千本桜」。そんな大武将の悲劇の大舞台と比べるつもりはみじんもないのですが、誰しも限りある人生を送っていることは確かです。

さて、見るべきほどのこと、私もみたでしょうか。

20代最後の方で結婚、30代と40代は子育てと仕事、そして50代、早期リタイアしてすこしゆっくり。(文字にすると2行以内に収まる私の来し方よ。。(苦笑))

今50代半ばでここまではいろいろあっても悔いはなしというところでしょうか。55歳をすぎてからはだんだん無欲に近づいているので、欲しいものも行きたいところも食べたいものも会いたい人も、熱烈に、絶対に!!というものはありません。

無欲の境地?

家族との何気ない会話の中で、リフォームをいつどの程度するかの話になって「まあ、この家も●●(子供)が自由に使えばいいことだし」と夫がいい、まあそうだなと。

自分たちでできることをできる範囲でやっておけばあとは任せればいい、もうそんなに頑張る必要なないんだな、というモード(年齢)に達したのだなと腑に落ちたものでした。

自分が自分がとあまり気をまわして頑張らなくても、もう、いいのだという気づきがありました。

健康に気を付けて、毎日を過ごす

これからさらに物忘れがひどくなってきたり、新しいことを覚えられなくなったり、目が見えにくかったり足腰にきたり、いろんなことが起こる。すると毎日を送ること自体が大変になっていくだろうなというのは容易に想像できます。

身体にムチ打つことなく、できれば自分たちの親世代を送って、夫を送る、この役割をちゃんと全うしようというくらいがさしあたっての目標。子供は自由に暮らしていけばいいし、ちゃんといきていける智慧・教養はもたせたつもり、かな。知らんけど(笑)。心配すればキリがない。

やるべきことはほぼやったので、あとは自分が楽しいとおもうことをやって、気持ち穏やかに、適度な運動と入浴をかかさずに暮らしていければそれで充分。そんなことを思いながら、在宅勤務の子供とおひるごはん。

 

↓平家物語絵。広島で開催中(2022/5/15まで)行けなかった…

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