意外と長かった秋の紅葉の散り際を惜しみつつ。芸術の秋の最終章。
京都国際音楽学生フェスティバル
この日は京都で2ついきたいチェロコンサートがあって(そんなお贅沢なことある??)、選んだのはこちら、シュテファン・コンツ氏(チェロ)、クリストフ・トラクスラー氏(ピアノ)のコンサート。
京都御苑の西となりにあるアルティでの開催です。
枯れ葉舞うこの日、雨も降ったりして冷え冷え。前から3列目という良席でよく聴けてよく拝見できました。
■ プログラム
F.シューベルト | アルペジオ―ネ・ソナタ イ短調 D.821 |
D.ポッパー | 演奏会用ポロネーズ Op.1 |
B.バルトーク(S.コンツ編) | トランシルヴァニアの踊り |
L.v.ベートーヴェン | チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69 |
J.ブラームス | チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38 |
アンコールに「白鳥」…なんて優雅な、水面をすべるように泳ぐ白鳥が目に浮かぶ…。繊細で美しい演奏でございました。
コンツ氏はウィ―ン出身の現ベルリンフィルのチェロ奏者。20年前に学生としてこの京都のイベント(音楽学生向けの公開レッスンがあったりする)で来日され、なんとも感慨深い今回の演奏の場となったそうです。時に激しく、時に優美な演奏は、友人でもあるピアニストのトラクスラー氏と息ぴったり。その響きに満足・満腹でございました。
開演前と休憩時間に中庭の紅葉を眺める。。
椅子やソファがたくさん置かれていてたいへんよき
冷たい雨の中、京都御苑へ紅葉散策
公演終了が16時だったので、日が沈む前にと、冷たい雨が小降りになったスキに京都御苑内を散策することに。アルティ向かいの中立売御門から入り南へ九条邸跡を過ぎて堺町五門まで。ひろびろした御苑の中、雨が葉を打つ音と私が砂利道を歩く音しかしない。。人はまばらにいるけれど、遠すぎて足音も話し声も聞こえない静寂の世界をしばし楽しみました。
お名残り惜しい紅葉をこの目に納めて、
枝先も落葉も紅葉して真っ赤っか。晩秋の静かな御苑は空気が澄んでいて、清々しい時間を過ごすことができました。
一保堂でお茶を
御苑をあとにしてさらに南へ。お茶を買いに一保堂へGO!
小雨の中、少し遅い時間に訪れましたが、観光客でごったがえす一保堂の本店。リニューアルしたらしきカフェ(甘味+抹茶)を諦め、2種のお茶を買って帰ってきました。お店の方も接客で大忙しです。。
買ったのは、お抹茶(巳昔・みむかし)とほうじ茶ティバッグ。
お抹茶はお家用です。ほうじ茶は近々訪問するお茶好きの伯母宅へのお土産。まんなかのお香はハンドクリームも愛用中、いつも寄る山田松香木店の「華月」。自宅用と伯母宅用。お店でひとつひとつサンプルの香りを確かめてこちらにしました。白檀のお上品な香り。。
お正月にお抹茶を点てるのたのしみ。へびむかし、じゃなくて”み”むかし。少し濃いめがおすすめだそう。抹茶茶わんとか、棗とかだしてこなくては。お作法はまあ、忘却の彼方ですが自分で入れる分にはカジュアルでいきましょう。
さて、今回でクラシックのコンサートは一旦終了。あとは年内に1つ、年初に1つある和のイベントです。これまた楽しみ。習い事(チェロ)も耳学を重ねてますます精進、したいな~。
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