5月に初めて能を観て以来、その世界観に引き込まれた初心者。今年あと2つ予定を入れてみました。秋が待ち遠しい。
① 興福寺・塔影能
5月に初めて観た能に続き、秋も興福寺で。
■塔影能(とうえいのう)
日時:2022年10月1日(土)
場所:奈良 興福寺 五重塔をバックに
東金堂の薬師如来に能狂言を奉納するもの。演目は海人・海士(うろ覚え)とあと何だったかな。
↑ 歌川国芳の「龍宮玉取姫之図」
藤原鎌足の為、竜神に奪われた名玉を海女(玉取姫)が取り返す伝説。竜神らに追われた彼女は、自らの乳房の下を切って玉を隠したという。(歌川国芳展 絵の説明書きより)
絵の左下に描かれているのが玉取姫ですね。襲い掛かる龍+海の民のユーモラス、いや勇猛なこと。
② 野村萬斎さんプロデュース・鬼滅の刃
東京ではチケット完売、今月(7月)いよいよ公演ですね。
私は12月の大阪公演にうかがうべく、受付開始日の今日7月19日12時ちょっとまえからスマホでスタンバイ。無事に第3希望までチケット予約を入れることができました。どの日がとれるかな。2週間ほど抽選結果マチです。チケットゲットできますように。
5月と10月の能は野外、12月の鬼滅が初めての能舞台(屋内)での鑑賞。席も抽選なのでどきどき。この待つ期間がまたいいですよね。
■能 狂言 鬼滅の刃
大阪公演:2022年12月9日(金)~11日(日)
会場:大阪能楽堂
演出:野村萬斎
鬼の話は歌舞伎や能にぴったり。昔から人のこころに忍び寄る鬼=自分の心の弱さ、揺れ。
あるいは禍。
どう表現するんだろう。歌舞伎のナウシカや獅童さんの超歌舞伎、尾上松也さんの挑む!もですが、時代を取り込み新しく変化させながら、買えないところはしっかり守って次代につないでいく「文化」の継承をしていく姿がすばらしい。日本人でよかったな~、味わえる幸せ。
この能舞台のテーマ
人も鬼、鬼も人 不滅の想いを紡ぎ、舞う
いいですねぇ。
鬼滅の刃は原作漫画をすべて拝読してますので、とても楽しみ。
無惨役の野村萬斎さんは映画のみですがとてもいい作品に多く出演されているので、楽しみです。「陰陽師」「のぼうの城」「7つの会議」私が観たのは一部だけかもしれませんがどれも落ち着いた/先をみた 人。作品もよかった。
更新:2度の抽選にはずれてしまい、こちらには行けなくなりました。残念ですがまたの機会に~。
もちろん着物でGO
今年、リタイア後を楽しむべく
国芳を見に行ったことも
着物を着ることに再チャレンジしたことも
能を初めてみて、講習をうけてなるほどと魅力にふれたことも
全部つながっているように思います。
やりたいこと、すきなことがつながって楽しい!になっているような。
能鑑賞においてはテーマに合わせて着物もいろいろ考える楽しみ。コスプレはしないけれど。
手持ちの中でうまく合わせていきたいなという大人の階段をまた一段あがってしまうリタイア生活。
NHK・「新 にっぽんの芸能」で事前学習
高橋英樹さんが司会で毎週歌舞伎や文楽、能など日本の文化芸能を紹介されているこの番組。前回の能の時間は「宝生流の”来殿”」菅原道真の話です。金沢(加賀藩)だけ話が少し違う。解説がとてもわかりやすい。
少し前に、通信講座でこういった文化芸能の知識を得ようかと考えたこともあったけれど、知る機会はテレビでも単発の講習会でもいくらでもありますね。楽しい日々。
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