朝ドラ「ばけばけ」が映画のように上質で。毎日、スバラシ、タノシ、ウラメシイ(笑)
小泉八雲とその妻セツのものがたり
2025年秋の朝ドラ「ばけばけ」が始まりました。今週から7週目。主人公トキが女中として働く決意をして、さて…というところ。
毎朝7:30から4Kで録画しておいた「ばけばけ」を夫が出勤したあと追っかけ再生で7:40ごろからみる。
朝食 ー 視聴後少しもの思いをする ー 切り替えて掃除 ー 庭仕事で日を浴びて回復する
というルーチンができあがってます。そしてXをみて人々の感想・考察に唸る夜… 生活の中にばけばけがぬるりと入り込んでいます(笑)
小泉八雲が好きなので
放映前から、小泉八雲のお話ということで「観る」ことは決めていて、楽しみにしていました。
八雲、作品内ではヘブンさん役に「SHOGUN」にご出演されていたトミー・バストゥさんが配役されたのもうれしい驚きでした。
そして実際始まると、猫背やら日本語片言から(ご本人は日本語わりと堪能)、憎めない大男感が素晴らしい!この先どうやって八雲になっていくのか、楽しみです。
高石あかりさんが好きなので
もちろん観てますとも「べびわる」。やる気のない、目にクマのあるあのだらりとした役から、あんなにさわやかに(そしてときおり死んだ目になったりw)、後ろ姿や表情だけで「語る」、笑うでもなく諦めるでもなく、決意する。その惹きこまれる演技。
なによりオープニングの夫婦仲睦まじい写真がありながら、今(6週目おわったとこ)では全然あかの他人になってるところが、俳優さんには当たり前かもしれないけれど、視聴者的にはGAPも味わえてすばらしひです。
脚本のふじきみつ彦さん・あっという間の15分
観てました、バイプレイヤーズ。大杉連さんの実際の別荘が舞台のS2、最終回の神編集・脚本が印象に残ってます。。
朝ドラでは15分のキリのいいところで終わるんですよね~。しかも「え?」みたいなところで終わったりしてよき。これまでの週ごとのタイトル回収もお見事。丁寧に丁寧に、でも余計なモノが一切ない。しじみ汁のような味わい。ものがたりが確かに動いていく様が美味しい、じゃなくて素晴らしい。
音楽が牛尾憲輔さんと後で知った。。素晴らしー。
ばけばけの劇伴が、なんだかアニメ「チ。」っぽいなと思うことが度々あって、、気になってみてみたら同じ方。アニメ「ダンダダン」も担当されていますね。スピード感ありもよし、思うところあり、、もよし。音がほとんどないのもよくて、知らぬ間に ♪~ しのびよる、よりそい。間違いない。
映像が映画のよう
どのカットも構図がよい(素人意見ですが)。美しい写真集のような映像の数々。銀次郎さんとのあるく木漏れ日、ヘブンさんの松江初日の朝の音と景色と暗さ(ここ何度もおかわりしました)。トキの家の薄暗さとちょっと妖怪じみた妖気を時折醸し出す家族(褒めてます)。においたちそうな映像、光、空気の動き。心の揺れとかすかな画面の揺れ。極上です。
安定の俳優陣、安定の演技
小日向さん(ラストサムライの眼光とおじょ溺愛にやられてます)、池脇千鶴さん(池脇作品にはずれなし!!よくぞ出演してくださった)、岡部たかしさん(安定のxxおやじ、愛すべき)を中心に、説明セリフなんぞ不要なみなさまの織りなす演技が光る、光る。吉沢亮さんの虚無の目もいい。堕ちてなお気高い北川景子さんもいい。
いやみなさん、「間」がよくて
朝ドラって新人女優の登竜門的な時代から、いまや「こんな上質なものを朝から魅せていただいてありがとうございます課金します」状態です。受信料をこれだけの為に払ってるキモチで観ています。
”わくわく” のある毎日
アラカンおこもりリタイアの民としては、人様のことにはすっかり興味なく
庭で自然に触れて感じる季節や植物の小さな変化や
本やドラマ、映画で「どうなるの??」にわくわく、ココロオドル。
明日はどうなる? ハッピーエンドなんですよね?? そんなうらめしいことある?? と情緒が右往左往でんぐりがえししながらも毎朝楽しみに過ごす日々をありがとうございますです。




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