2年連続 祇園祭も中止となり、人混み・喧騒を避け静かな京都へ近旅をしてきました。川のすぐそばでいただくお蕎麦。永観堂の夏の静けさ。
今回のコース(12時~16時の4時間)
三味洪庵 → <タクシー> → 泉屋博古館 → <徒歩> → 永観堂(禅林寺)→ <タクシー> JR京都駅
ある時、泉屋博古館のご招待券を頂きました。
昨年の開催から延期になっていたもので開催が7月19日まで。 何度か緊急事態宣言で見送った後、ようやく散策含めて京都へ行こうという時期。そう混んでいなさそうなコースを考え行ってきました。
お昼は「三味洪庵」。川のせせらぎを愛でながらお蕎麦の御膳
三条東山駅からすぐ、 三味洪庵 本店へ。
予約時間にお店の前までいくと20人くらい炎天下で並んでおられました。 予約必須です。
私たちは奥のテラス席=川のすぐそばで目も舌も涼しく、そば御膳をいただきました。
追加330円でお蕎麦をすだちに替えることもできます。
最初の木箱にあるギンダラ、賀茂ナス、鱧の美味しいこと。天ぷらとほぼ同時におそばがやってきます。きりっと冷たいお蕎麦、川のせせらぎを愛でながら頂きます。最後に甘味、ゆずシャーベット。しゃりしゃり、くちどけさわやか。次々と持ってきてくださるタイミングも素晴らしい。
さらさらと流れる白川のせせらぎに涼をいただいて。
泉屋博古館へ
■住友コレクション 泉屋博古館 特別展:ゆかた 浴衣 YUKATA すずしさのデザイン、いまむかし展
併設の 青銅器館の「中国青銅器の時代」もよかったです。実際に青銅器を鳴らすこともできました。凛とした澄んだ音。
入り口で消毒・検温・連絡先を書いて入ります。
浴衣コレクションというだけあってか京都だからか、お着物や浴衣姿の若い方やご婦人も多くいらっしゃいました。
静かな館内、併設もあわせて1時間半くらいいましたか、しばらく外の暑さを忘れてゆったりした時間。実物の浴衣の大胆な絵柄や歌舞伎役者の浴衣姿の浮世絵、浴衣を纏った月下美人や柳下美人図など、涼やかで見ごたえがありました。
何より空いていてよき。
散策は 永観堂へ。静けさと万緑の中へ
泉屋博古館から5分くらい坂をやや下り気味に歩くと 紅葉で有名な永観堂(禅林寺)があります。
セミの声だけがその静寂の中に。
この日は訪れる人も少なく、 緑に囲まれて風が少しだけそよいでいて、想像されるような夏の京都のじりじりとした暑さとは少し違う空気感。もうこのまま景色の一部になって溶け込みたい、そんな気持ちになりました。お池の鯉になりたい。。
秋の紅葉で有名な永観堂ですが、夏の緑の静けさの中を行くのも風情があり、なんだか気持ちが落ち着きます。




おまけ:JR京都駅
うまくタクシーをつかまえられて(タクシーGOありがとう)、タクシーが呼べるアプリ GO《ゴー》
少し雲行きが怪しくなっていましたが雨にもあたらずに帰ってくることができました。
JR京都駅の構内にある伊勢丹や屋上など、時間が少し余った時も退屈しないお店や空間が多くあります。
お土産におはぎと焼サバ寿司と鰻巻きを買って帰途へ。
駅となるとやや人混みはあるものの、それ以外はゆったりと過ごせて、人混みにも会わずでした。来年は浴衣で祇園祭りの時期にきてジカにコンチキチン♪を聴きたいですね。疫病退散!を皆で祈りつつ。
万緑の中 涼む鯉
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