メールやLINEとは違う「手書きのお手紙」。これからの大人のたしなみ?
お礼状
冠婚葬祭ごとで、メアドもLINEも交換していない、同い年の幼馴染にお礼状を書く用事ができました。
お互い年老いた親がいて、子育てはおわったものの、向こうはまだ現役でバリバリ働いている。親同士が結婚前からの付き合いなので、私たちは生まれる前からのおつきあい♪、年賀状や親を通じて近況はおおよそ知ってる。
さて、改めての手紙となると、とてもハードルが高いアラカンの私。
- お恥ずかしいことに文字がとってもフリーダム。ずっとPC使いのIT/デジタル仕事でしたから…時折ホワイトボードに何か書く時の恥ずかしさよ。。そして直す気のないまま迎えたアラカンがここにいますよ…。
- ペン、、もしかして万年筆とか。書きやすいペンどこいったかな…あのペンなら書けそう、な気がする。
- 便箋・封筒。これはもりだくさんのコレクションを半分以下に断捨離して残した精鋭から選ぼうか。。書き損じも気にならないほど大量にあるので大丈夫。
手紙書く時だけでも中谷美紀さんが降りてきてくれないか(無理)。特に達筆の人にお手紙を書くのはとても気が引けるがここは開き直って中身で勝負。読める文字で書こう。
↓ レターセット その1「季節の華やかさを添えてバージョン」。眺めるだけでも鮮やか~。
↓ レターセットその2「愛でる、鳥獣戯画シリーズ」。つい買ってしまう、鳥獣戯画グッズ。
↓ 書きやすいペンシリーズ。万年筆っぽい。正倉院展で買った「天平の便箋」もお手紙の機会を待ってます。
何に触れるか触れないか
お礼状って難しい。読み直すと誤字脱字やいらぬことを書いてしまい何度か構成を変えて。。
メールなら、Lineなら、さらっと会話方式で書けそうなことが、手紙だとリプライが即返ってこない分ストロークがゆっくりと、重い。その分、大切に文章を選んで書く。
今回は、
・最初に日ごろの無沙汰を詫び、冠婚葬祭ごとに触れて共通の思い出を語り感謝を述べる。
気心の知れた相手なので「拝啓」とかでは始めなかったけれど、これが義母や上の年齢の方々になってくると常に「拝啓ー敬具あるいはかしこ」で締める形式。かたいっ。この場合はさらに時間がかかる。
・中間に自分の近況。最後に温活など健康習慣の話とお体に気を付けて、また会いましょう、で締める。
お互いの親のことは場合によってはセンシティブ。わかっている分あまり立ち入ったことは書かず、さらりと「また会いましょう」。会った時にいろいろ話せればいいなと思う。
2時間かけて3回清書。清書するたび精度があがるような気がするけれど、もう、、これで出そう。
丁寧にお手紙をかいて、ポストまでウォーキング。ついでにご近所のお庭の花々を愛でて遠回りのお散歩。お天気もよかったので豊かな午後の時間を過ごさせてもらいました。
我が家のメダカ鉢の上のコデマリも満開、ふっさふさです。
お手紙習慣はこれからも続く?
手書きで文字を書く機会なんてもうないと思っていて、唯一の機会の年賀状も「年賀状しまい」で数枚にまで減らしていったけれど、どうやらゼロにはならないようだ。
もしかしてこういうお礼状系ってアラカン以降増えるのかな、、
中谷美紀さんほどの達筆はほど遠いにしても、縦書きが無理にしても、
せめて心のこもった丁寧な文章とちょこっとしたイラストを添えたりして、ありがとうの気持ちを伝えたい。
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