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片桐はいりさんの著書 からの「かもめ食堂」

くらしの雑記
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アマゾン Kindle(Unlimited)のサービスで、俳優の片桐はいりさんの著書「わたしのマトカ」を読み、そのまま北欧の世界へ。 何度見てもまったり時間が流れる心地よさ「かもめ食堂」をまた観ました。


マトカとは 「旅」

この本は2006年に刊行され、同年3月公開された荻上直子監督の映画「かもめ食堂」の撮影でフィンランドを訪れた片桐はいりさんの体験談、そして「旅」というものについての本。

とても素直な文章でよみやすく、アマゾンプライム会員でよかった。この本に出会えてよかった。

私自身はあまり旅をしない方なので、文学や映画でしか触れたことのない北欧・フィンランドのナマの人々とのふれあいはとても刺激的で15年前とは思えない、パワフルな彼女ならではの体験・視点をとても面白く読みました。「ひとりでファームステイ」のところなど、想像して疑似体験をさせてもらいました。愉しむってこういうことなんだろうなっと行動力にはもはや憧憬の念。

北欧の旅で得たものは ”時間がゆったり流れる”こと

日本に帰ってきてそこかしこのせっかちさに懐かしくも別の視点(日本人ったらいそいじゃって的な)をもてたというところ、今リタイアした身の私も共感します。

ゆっくりする、何もしない贅沢をどう過ごすか。

そう、森に行ってきます… という流れを思い出し「かもめ食堂」をNetflexで。いつみても時間がゆっくりながれている、大好きな映画の一つです。

思い立ってすぐに作品を観ることができるのはほんとに便利、いい世の中です。

著書の中に映画の裏話的なこと、出演者の現地の方のお話も書かれていたので、新たな発見もありました。

かもめ食堂

いわずとしれた北欧フィンランドを舞台にした映画作品。主演の小林聡美さんはフィンランドのヘルシンキで和食のお店、かもめ食堂を営んでいるサチエさん。とそこへ片桐はいりさん扮するミドリさんと、もたいまさこさん扮するまさこさん、絶妙の雰囲気を醸し出しながら、ゆったりとストーリーが流れていきます。主演の小林聡美さんの発音がとてもきれいです。(片桐はいりさんの本によると、現地の方にパーフェクト!といわしめたそうです)

映画をみた時は40歳(それでも結構いってるな)だった私は主演のサチエさんに自分を重ねて、異国で一人で生活していくってどれほどの大変さだろう、とか、この落ち着き、見習いたいなどと思っていましたが

今回はもたいさん寄り(笑)の視点でみてしまいます。 悲しんでいる人の背中にそっと手を当てることもできるかもしれない、微笑んで大丈夫っていってあげられるかもしれない。

ちょっとだけ年を取って、

おなじことがずっとつづくわけじゃない、といったようなセリフがありましたがまさにそれ。

ずっと同じところにいられるわけではない。

自分も周りも季節も少しずつ変わりながら前に進んでいます。リタイアした身にも沁みます。。

丁寧に暮らす

この映画をみると無性に食べたくなるおにぎり🍙。そしておいしい料理を丁寧に作りたくなります。

丁寧に暮らす、毎日を丁寧に積み重ねるのことが今私がやりたいことです。

久しぶりにこの映画を見て、以前は配慮できていなかった人の気持ちや機微にも少し心を向けることができました。

いや~映画っていいですね。何度見ても、新しい気づきがあります。

身近なところから

先週いただいた花束を再構成してみる。水やりをちゃんとする。

一人のおひるごはんでも手を抜かない、ちゃんと作る。

シチューの次の日の一人だけのおひるごはん、蒸したサツマイモの上にシチュー、バター、チーズをのっけて。美味。

頂いた胡蝶蘭も元気。このKINNASAND(シナサンド)社のテキスタイルパネルは一番好きな色柄です。

 

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