心高まる場所、景色、季節をメモしておいて、味わえるうちに、行けるうちに。
桜吹雪
「願わくば花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」
平安時代後期の歌人、西行法師のこの歌が好きです。
そして私の一番好きな景色は、桜吹雪の舞い散るさま。
歌にある如月(2月)よりはもう少し先になりますが、満開を終えて桜が舞い散る中を歩く、あるいははらりはらりと舞う花びらの様子をいつまでも眺めていられる。とても「おだやかに高まる」時間。
↓ 2年前の桜吹雪スポット、佐保川。よかったな。
そんな風に季節や場所で「好きなところ」をメモして、いけるときに行き触れていたい。これから何回味わえるかわからない、「好きな景色やさま」を整理してみました。
遠くに見える、光る海
ドライブしていて海の近くにきた時にちらっと見える光る海、
ビルの窓から遠くにみえる、光る海。これが「高まる~」。
桜と違って季節は問わず。小学生くらいの時に学校の屋上あるいは団地の上階から見えた景色、わくわくが心に残っているのかも。「この先に海がある!その先はしらない世界!どんな??」と今でも飛行機から、旅先で、海が光っているのが見えると人知れず高まってます。
↓ コンラッド大阪(40階)からも見える~
夜明け前の青い空気
最近好きになったのがこちら
夜明け前の静けさと薄暗い→薄青くなる静寂。これも季節を問わず。
旅先で早起きをして、海沿い山沿いをこの静寂に包まれて散歩したい衝動にかられます。
自宅でこの時間帯に起きている時は、窓から景色をみたりベランダにでて空気を感じてみる。
薄暗い→薄青い(静寂)→朝焼け(光と生が戻ってくる感じ)を味わう。
最近は早朝に新聞配達のバイク音もしなくなり、静寂の時間が長くてよいです。
「この世界で今この時間息をしているのは自分だけかも?」と錯覚してしまいそうな、不思議な孤独感の中にいる時間が好きかもです。
音のない世界
桜吹雪にしても
遠くに見える光る海にしても
夜明け前の青い空気にしても
いずれも「音がない」世界。そこに「ひとり静かに浸る」のが好きだったのかと今並べてみて気づきました。
星空・流星群を見るのも好きだな、、美術館や博物館も、そして読書も…あら、すべて静寂の世界。
ソロ活が一番、中には夫婦旅でもできることもある。おこもりでも、おでかけでも。
夜明け前に散策ができそうな旅先を選ぶという楽しみができました。
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