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リタイア後の変化・脳が覚醒!?50の手習い

くらしの雑記

早期退職をしてから、今まで眠っていた脳の一部が覚醒したかも。今まで見えていなかった景色や味わい。「50の手習い」からみえてきたもの。

無意識だった・見えていなかった世界

ロゴマーク・色

イラストを描くソフトの勉強をしています。肩が凝って四苦八苦ですがなんとか楽しくできるようになってきました。

そんな中、世の中のロゴマークはほぼ○や□や多角形、それらを少し変形したものなどでできていることを学びました。

こうなると、街中の看板、銀行や居酒屋や歯科などのロゴをつい見入ってしまいます。これは私にもできそうだな、とかこれは難しそうだ、、など。

上の図も含めてブログでお借りしているフリー素材のイラストも今までよりも興味深く拝見してみたり。楽しい。

↓イラストサイト(写真のサイトもあります)。フリー素材でそれぞれ1日4回の検索可能。無料です!

あと「色」についてもそうですね。はっきりした色や優しい色、暖色系や寒色系で何をアピールしたいのかを考える…。

街歩きで「見る・考える」視点が1つ増えました。

一時、和歌を嗜もうとした時も、季節のちょっとした移り変わりを感じるひととき、自分が感動したことをどう表現するかをずっと考えたり調べたりする時間がとても豊かで、また感受性もあがったように感じたものです。いつか歌会始で詠まれたい。まだ入り口にも立てていませんが、この先の楽しみでもあります。短歌の師匠、義母にいろいろまたうかがわねば。

少し大げさですが、脳の眠っていた領域にちょっとした刺激で「覚醒」「開眼」した感触です。

人はみたいものしか見ていない。

映画「シックスセンス」の名言、一部意訳ですがまさにその通り。凝り固まった脳・考え方は解き放ってほぐさねば。

昔こんなことがありました。いろんな業種・年齢の人達のあつまりでやや豪勢なお食事会にて

  • インテリアコーディネーターの人は、個室の間取りと座卓や壁、配置のしつらえを
  • テーブルウエア企画の人は箸置きや食器が素敵だな、と
  • 電機メーカーに勤める人は個室につけられた電話や鍋を焚く調理器のメーカーの確認
  • 一部の男女は、案内してくださった女性がキレイだったとか

固執に入ってそれぞれが無言でみたものはまったくことなるもの。

食後の語らいの時にそれぞれがおなじ空間でみているものが全く違うことがわかり大笑いしました。しかもその時間になるまで誰もそのこと(個々人がみていること)は発さず。私は人の顔を覚えられない(覚える気がない)ので、案内してくださった方の顔も、アナウンサーの顔もまったく知らないのですが、夫はアナウンサーの方のフルネームを各局言えるという、不思議な能力をもっています(笑)。

まさに自分のテリトリーでしかものを見ていないということになりますね。

写真が趣味、風景画が趣味の人とそうでない私みたいな人とでは、同じ街歩きでもみているもの・景色が違う。

そんな私でも興味や経験や知識が増えれば増えるほどモノの見方が多角的になる、ということになります。なんだかわくわく。

新しいことを始めるというのは新しい視点を手に入れる絶好の機会になりますね。

美しい文章表現

これは主に読書から。やっと「泉鏡花 全集」を読み始める時間がとれています。春のお出かけまでまだもうすこし、週末は読書と映画で過ごします。

↓積読(つんどく)たち

昔の日本映画の、きりっとした大人の女性の言い回しが素敵。ちなみに久しぶりに観た「犬神家の一族」だったりしますが(笑)。良家の子女の言葉遣い、また奥様方の言葉遣いには、私もそちらの域に年齢だけは達しているので、見習いたいところ。

昨年末にTV放映された「女系家族」もそうですが、この雰囲気はやはり「昭和」古い映画の方がきりっとしていますね。たたずまいも。

初対面の人とでも笑顔で上品にふるまいたい、お手本たちです。

少しずつブログの文章に学習成果が反映されるよう、少しずつ味見。

何歳からでも「新しい」刺激

敬愛するバンド「ローリングストーンズ」のボーカル、ミックジャガー氏が60歳になった時のインタビューを覚えています。日本人のインタビュアーが「日本では60歳になると現役を引退するんです」という話に思いっきり

キョトン?

としていたミック。

明確な返答を覚えていないですが、たしか「やりたいことをやるだけさ(≒年齢?引退?は?)」みたいな感じだったと思います。

その時、私はまだ30代。やっぱりちがうなーと憧憬含みの感想を抱いたものですが、いざ自分が60歳に近くなって思うことはやっぱり

「は?」

つまりミックと同じ、やりたいことをやるだけなのだ。

ということは「リタイア」という言葉もちょっと違うなーとも思う昨今。

やりたいこともやれることもたくさんある中で、会社員という時代から次の時代に移行するだけで、今は模索中という楽しい・楽しむ時期。いろんな世代・年代の人、先人に触れ学ぶ時期なんだなとことあるごとに実感します。

新しいこと(もの)を吸収して、考える時間がたくさんあるというのは、リタイアした今、とても有意義。深く考えて、自分の中にまた新しい・やわらかい「核」を作り、さらに常に更新する癖をつけますっ。

↓2021年リタイア元年サマリー。当時の気持ちの変化。今は行動の変化に移りつつあります。

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