自宅ベランダからみる流星群。ひとり静かな夜。
10月はオリオン座流星群
夜空に浮かぶ星々、アトラスすい星はお天気の関係もありみることができなかったけれど、10月21日を極大日に「オリオン座流星群」が見ごろ。
流星群のみならず、この季節は「冬の大三角」そして「冬のダイヤモンド」って初めてきいた、にわか星観測者です。
オリオン座が東の方からあがってきて、シリウスがおいかけるようにあがってくる。いやこれを地球が自転しているからって導き出した昔の人々すごい。天体が回っているようにしか思えない。昔の人々と同じ星をみて考え事をする至福のひととき。
2024年のオリオン座流星群はなにぶん月が明るすぎて。晴れてはいたので、23:30-25:30まで、我が家のベランダで星をながめていました。
静かな星空、ベランダ鑑賞
私の部屋についている、そう広くもないベランダに春先にこの秋導入したのはリラックスデッキチェア。
椅子だと腰が痛くなるけれどこれだといい感じにリクライニングできて、星が見やすい。そのまま寝そう、快適~。
うちの周りの環境では夜はそれはもうひっそり静かで車の音も遠く(要するにいい感じの田舎ですw)静かに星空の鑑賞をするにはいい環境ではあります。
- 夏は蚊がくるので蚊取り線香をおいて星鑑賞
- 秋口から冬にかけては夜の冷え対策が重要。電気かけ毛布をつないで、ほっこりあったかく
- 自宅なのでトイレも近いし温かい飲み物のおかわりもすぐ
- 当日の予定変更が容易。曇りだとさっと諦め、晴れてると夜中に再チャレンジもできる。
なかなかのフットワークです。
手元にスマホの星座をみるアプリを起動させて、「木星」「アルデバラン」の位置を探りながら、星空を眺める。
何千年も前の人と同じ景色
夜のあかりもなかったころ、星はいま私が家からみているよりももっとたくさんあって、
小学生の時に図書館で読んだ、昔の人が思いを馳せた星座の物語・神話に引き込まれて。
大人になってから仕事の関係で東欧の森を夜に車で駆け抜けたときの星の煌めきは今でも忘れられない。北斗七星を見上げるでなく横にみる。森の暗さと星々の明るさに声も出せずただ数時間眺めていました。物語の中にすいこまれたような景色だった。
リタイアした今では、大いなる星空まで出かける体力も装備もなく、ラフにベランダから星を眺める。朝方までみてても大丈夫。時間を気にすることもなく自由に好きなだけ星空を眺められる。
いまごろの秋の夜は冷えて、リクライニングしたチェアにて電気毛布にくるまっていたのに、思わぬ生き残りの蚊におでこまわりを数か所刺され2時間程度で退散しました。月あかりが強く美しく、冬の大三角はみれたけれど、ダイヤモンドは断念。カペラがみえなかった。
流れ星は、みましたよ。音もなくすーっと。それはもう美しい一瞬。はっと息をのんでしまいます。そしてまたもう一度みたいと願って何時間も見入ってしまう。
↓ 星空のロマンと言えば、今秋NHKで放映中のアニメ「チ。ー地球の運動についてー」に夢中。宗教とは、常識とは。天動説と地動説。どうやって証明されていくんだろう。星空の描写が美しく、東欧を思い出す。
↓ 今年読んで衝撃をうけた1995年の作品「三体」でも、三体の謎を解明していくくだりの緊張感にぞくぞくしました。三部作で全5冊、一気に読みました。
さて、来年の手帳にも流星群の時期と極大日を書いて、流星群ウォッチ、スタンバイです!
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