梅ぇはぁ~咲い~た~か、桜ぁはまだかいな 。立春前後にやること。季節の行事がゆったりとできるようになったアラカン・リタイア生活。
節分
小さい時は母が巻き寿司を作って、豆まきをして、柊の枝にイワシの頭をさして、家の近くの角に魔よけとしてさしてくる。振り向いてはいけない系のおなじない。
そんなこんなを体験して、アレンジしながらもしっかりひきついでいます。
小さい頃。昭和40年代~50年代ごろの我が家の節分
- 恵方巻(簡素な巻き寿司)を母が作る。卵焼き、桜でんぶ、エビ、かんぴょう、三つ葉あたり。ぐるっと巻いて、できあがり。切らない。毎年の「恵方」を確認して、そちらの方向をむいて、1本まるまる食べる。食べ終わるまで口をきいてはいけない。一家全員同じ方向を見てもぐもぐ食べる。
- 豆まき。大きな声で「鬼はそとー」「福は内―」と豆をまく。マジにまく。家の中にまくと散らかるので「福は内ー」と言いながら父がちょこっとテーブルの上においていた(笑)
- 豆を年の数だけ食べる。もっと欲しい!とぼりぼり食べていたような記憶
- イワシの頭を柊に刺した「魔よけ」を母がこそっと家をでて辻に差して来る。どこにあるのかはわからない。どうしてたんだろうか。。
私自身が親になって。平成~令和の節分
- 恵方巻を買う。お寿司屋さんで買う。恵方巻+細巻きをいくつか。昔は1本まるまる恵方をむいて食べていたけれど、昨今は簡素化して「半分」にカット。家族で恵方を向いて黙って食べる。当日のお店は争奪戦で、働いている時は間に合わずに売り切れてしまい、マグロ(鉄火)を買ってきて3分割して食べたことも。恐るべし。
- 豆まきは子供が小さい時は同じように蒔いてた。鬼は外―、福は内ー。今の住宅地は静かなので小さい声で「鬼は外っ」とぱらりとまいて「福は内っ」とテーブルに乗せる(笑)地味。。
- もう豆は食べられない。固い。。香ばしいので年の数じゃなくて年の「1の位」の数だけ食べて、小分けの袋の残りを防災袋に入れる。非常食。
- イワシの頭の風習は結婚してからしたことがない。衛生上の問題もあるし、柊は家の鬼門と裏鬼門に植えているので、年中魔よけをしている、はず。当初はイワシを梅干しで煮て食べていた習慣もいつのまにかなくなりました。
アレンジしながらも「食べること」はしっかりで継承。
立春
しっかり豆まきの神事?をへて、春を迎える立春。
我が家では立春をすぎたら、ひな飾りをぼちぼち出してきて、なんとなく浮足立つ春を迎える準備。
梅、桃、桜と花が咲いていくさまをいまかいまかと待つこの時期。
日に日に窓から差し込む日差しに温かみを感じるこの時期。
メジロやホトトギス、ウグイスが順に庭に現れて、鳥のさえずりで目が覚めると、もう春です。
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