大阪・天王寺にある一心寺にお参りしてきました。お墓を作らなかった伯父も、分骨した父も伯父2も祖母も、みんな骨仏。
伯父の年忌
一心寺はご遺骨でつくった仏さま=骨仏のお寺。分骨も受け付けていますがなんといってもお墓がいらない派に人気。令和3年からは墓じまいの受け入れはしていません。
今回は9年前に亡くなった伯父の年忌に母と訪れました。
母もこちらに分骨予定、私は伯父同様お墓を作らずにこちらか別のところにあずけてもらう予定のお墓いらない派。娘世代には残さない。
黒とグレーの人でごったがえす一心寺。朝いちよりも少し時間をおいた今回はわりと空いていてよき。私は黒ブラウス(片側レース)とグレーの光沢のあるパンツで。BAGは幡Inoueの黒麻の柿渋かな、、カタイやつ。日中は暑いけれど夕方急に冷える昨今、薄めのストールを入れていきましたが、出番なしの秋の涼しい一日でした。靴は黒のメレル。メレル久しぶりにはいたけどやっぱり歩きやすくて疲れない。母もはいてきてたのでおそろいだった。
受付~おまいり
一心寺から送られてきた伯母あての年忌の案内のハガキをもって、足の悪い伯母に代わって母(伯父の妹)がおまいりします。入り口はいるとすぐにある受付へ。列は空いていましたが「代表者一人だけ入ってください」とのこと。84歳の母、手続きひとりでできるかな? 池のほとりでしばし待つ。
ほどなくして卒塔婆を手にでてきた母と、本堂へ。このときばかりは階段をあがらねばならぬ母。脱いだ靴を預かって袋に入れて私の分といっしょに持ち、階段をあがり本堂奥へ。椅子に座って順番を待ちます。
読経の声の中、名前が呼ばれ焼香へ。焼香台の上には大きな文字で「一回焼香」と書かれています。そ、そうですね、混み合いますので順番にさくさくと。背後から読経の声。
納骨の人はそのあと奥にいくのですが、年忌のおまいりはここまで。雨降らなくてよかった。風がきもちいーなー。
本堂をでたら、骨仏コーナー(!)へ。
父、伯父、伯父2,祖母がそれぞれいらっしゃいますので順にお参りします。10年単位にご遺骨で作った仏様=骨仏。新しいものは白く、古いものは焼香の煙をあびてか、色が黒っぽくなっています。戦時中に焼失した分をのぞく8体いらっしゃいます。
突然の”フリ”にあわてる
おまいりする前に、ろうそくと、線香と、、母が買いに行っている間ぼーっとしていたら
大きなろうそくを渡されて、
母:お父さんの戒名をここに書いて
私:ん? おぼえていないけども(ナニカ)?
…絶句されてあきれられるアラカン。。。ごめんね父よ。
母が達筆で書いて仏様の前へ。今後の為に写真を撮らせてもらいました(笑)。そして帰宅してからしっかり戒名と命日をかいた紙の写真を送ってもらいました。さすがに命日はおぼえてるけどさ。とほほアラカン反省。
はい、おまいりにきましたよ、と。父の骨仏(第13期:平成9年~平成18年)にごあいさつ。
そして別のお堂にて古い方へ。真ん中のふたつ(右:昭和23-31年、左:昭和32年~41年)の骨仏さまへもおまいり。
黒い。。後背の色とツヤが年代で違ってるな、、と思いながらこちらにおわす祖母と伯父2へごあいさつ。なもなも。
帰りの寄り道、購入品がもう”そっち側”
一心寺をでて、天王寺の駅まで商店街沿いをふらふらとそぞろ歩き。「近江の館」といういい感じのお店がありました。母と私の「いい感じ」とは、郷土の味。珍味?おかず?のたぐいでっす。和歌山の「みかぽん(ミカンのポン酢)」もあったのですが電車だったので液体はパス。
左上から時計回りに極小こうや豆腐、実山椒、黒糖黒豆ココア、一六タルト、ゆず大根。なり。このお店に10分以上いたな。。母ななにかの味見しつつお店の人とお話が弾んでいたな。。
この店の前に立ち寄った仏具店でもそうでしたが、どちらのお店もええ感じの店員さんがえげつないほどフレンドリー。ひとつひとつの商品の説明やおすすめなどを教えてくれたり、母のファッションをほめたたえたり(買わせるため??)。
母も元気に歩いてゴキゲンの一日。私もあちこち歩きたいし、いつでも声かけてよ~っと。うな重ランチにほくほくして帰途についたのでした。おまいり&ランチ&ちょこちょこ買い、午前中に用事がおわって午後に帰宅コース、平日でこのリズムはいいねぇ。これからの母とのお楽しみ習慣になりそうです。
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