弔事のたびにととのえる・ブラックフォーマル

法事や葬儀で、気になったものは買い替え・買い足し。あるいは譲り受けたものを使い続けるアラカンのブラックフォーマル最終形。

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年々簡素化しても
今回の葬儀後に買い足したもの

年々簡素化しても

冠婚葬祭が簡素化されて令和の現代。

昭和生まれの私が２０歳の時に伯父を亡くし、３０歳の時に父を亡くし、５０代で伯父・義父が亡くなり。

何かと法事も多く、マナーもさすがにわかった風の５０代後半のアラカンともなると、これからさらに機会の増える弔事。先に書いた家族葬（↓）の通り、今後はもう親族の葬儀・法事に絞られていくので機会はあれども「がちがちのフォーマル」というよりは「ラフ」に寄っていきそう。

義父の葬儀を終えて・家族葬

心の準備をしていても、お別れはつらいもの。そして、お義父さんありがとう。

会社員時代には、同僚の親や上司の親の葬儀に出席したり受付として駆り出されたりと、ブラックフォーマルな世界は割と身近で、社会人のたしなみとして春夏用と秋冬用のフォーマルウエアは当たり前、スカートやパンツスーツの用意もしておいていくつか状況に合わせて準備していた時代。

さまざまな弔事の場で、ちらっとみかけていいなと思ったものやふるまいを参考にして、２０代からいまのアラカンになるまでの変遷、断捨離や入れ替えを整理してみました。これから長く愛用するもの。

数珠

父の葬儀があった30代の時、弔問客の品のある遠縁の高齢女性がもっておられた「パールの数珠」が美しくかつその方にマッチしていてとても素敵だった。友人のお父様の葬儀で同行した友人が持っていた数珠も大人びていて素敵だった。当時私は母に買ってもらったものを所持、少々プラスチック感のあるそれを予備用にして新しくそろえることにしました。

私のは奈良で買った「瑪瑙（めのう）」の数珠。数珠入れは正倉院文様。

夫のも同じお店で菩提樹に守り石の「翡翠」の数珠。しぶ。。

娘には１９歳の厄年の時に高野山で買い求めたものを。ローズクォーツの数珠で数珠入れも同色。

パールの数珠が似合う品格には遠いけれど、今の瑪瑙はとても気に入っています。

高野山珠数屋四郎兵衛

創業正徳年間高野山で珠数・仏具・仏教用具全般の販売を営んでおります。

フォーマルバッグ

「岩佐」の博多織のもの（写真左上）を５０代になって購入しました。伯母が葬儀で持っていたバッグがかっこよくて真似しました。少し大きめバッグと不祝儀袋入れも揃えて、通夜と葬儀と法事で使い分けてます。不祝儀袋も袱紗からもたもた出さずにスマート。それまで使っていたバッグは娘へ。

IWASA

フォーマルバッグ、和装バッグ、草履の通販サイト岩佐直営オンラインストア。岩佐の製品は全て日本製。ご葬儀をはじめ、家族葬、お別れの会、偲ぶ会などに寄り添うアクセサリーをご提案いたします。着物等の礼装・カジュアルまで豊富なお草履・バッグを取扱う人気ブランドの公式通販サイト。あなたの日常とハレの日を彩る様々なアイテムを豊...

黒真珠勢

ジュエリーと言えば、最近はジェットを身に着ける方も多くおられますね。念珠もジェットで揃えられたりして。軽いそうですね。

私はパール派、最初は白パールでしたが４０代くらいから黒真珠勢です。嫁入りの際に母が揃えてくれたものが長くタンスで眠っていましたが、やっとしっくりくるお年頃。ブローチ含めて愛用してます。

先日の葬儀でも８割黒真珠（５０代～８０代）、２割ジェット（３０代と５０代親子）。２０代のうちの娘は白パールのピアスのみ。いろいろお好みで別れるところですね。私自身は白のパールは葬儀や法事では使わなくなりました。葬儀は黒真珠のネックレスとイヤリングをつけますが、法事はブローチだけだったりイヤリングだけだったり。年を重ねたお肌にこの艶が合う。マダムですな（願望）。