4年ほど前にセミリタイア生活に入り満喫している夫。物欲なくおうち大好き。私から見たら修行僧のような日々を満足しながら過ごしています。これが「達観」というものか。
リタイアしたばかりの私にしてみれば学ぶところだらけ。懐かしの「野生の王国」ばりに観察してみました。
物欲がない
同年代、50代後半の夫は、車や時計やスーツなど私が見立てたものに「いいねえ」と乗っかる。家もインテリアも私が率先して決めたような。よくインテリアの趣味の違いでもめるご夫婦がいらっしゃると聞きますがうちの場合は「任す」の一言。ありがたいのかも。
誕生日や記念日に何かきいても「別に今欲しいものはない」の一言。今までケーキくらいは買っていたのですが、健康面からビーガン用のケーキに変更、来年からはコトバだけかも。断捨離。。
処分と言えば
- 今ではスーツを着る機会もないので、お高かったものを数点残して処分済み。
- 子供の塾の送り迎えと夫の通勤で2台あった車も、買い替えの時期に1台手放し、保険や税金、車検がらみのコストが半分になりました。
- 先日5年ぶりくらいに冬のトレーニングウエアを新調してました。大きなセール会場でも「ついで買い」もしない。もともとストイックなのですが、雑念が湧かないところは見習いたい。
断捨離の「離れる」を達観されている感じです。
楽しみ
お料理
夫が自ら作るヘルシーなごはん。毎日朝ごはんを作り、サラダや野菜たっぷり+塩分控えめのお味噌汁など。平日のお仕事には自作のお弁当持参(ちなみにその間 嫁の私は寝ています)。
週末にお弁当のおかず「きゅうりと鶏のピリ辛和え」や「きんぴらごぼう」をまとめて作っておき、朝は朝ごはんをつくりつつ、お弁当に入れる卵焼きを焼いておられます。(ちなみにその間… 以下同文)
そして、のそのそ起きてきて朝ごはんをとらない私にコーヒーを入れておいてくれます。
改めて文字にするとすごい嫁(悪い意味で)。そしてすごい夫(いい意味で)。
夫自身の食べたいもの=ヘルシーなものが採れるので本人も楽しいそうで夕食も一汁一菜+α。最近は鍋やおでんも多いですね。
日曜に一緒に食材を買いに行ったり、ひとりでいってもさくさくっと定番のものと旬のものを買ってきて、最近特に手際がよくて嫁の出番はない感じです。
ランニング
暑くても寒くても、少なくとも週2回は走っておられます。少しずつ長く、快適に走れるようになっていることがうれしいそうで、タンパク質系を多くとると疲れない、とかなんとかいろいろ試されているようです。
スポーツをずっとしていたこともあって、運動することは当たり前、みたいなところがあって、何事にも積極的、ポジティブなんですよね。このメンタル、ほんと尊敬します。
晩酌
日々の晩酌は焼酎かウィスキーでおつまみはアーモンド。撮りためたドラマをみてポリポリ。野球をみてポリポリ。ニュース番組をみてポリポリ。時折ツッコミを忘れない、関西人ですね。
お酒以外はとてもヘルシーな生活で、お酒も糖質を含まないものだけ。たばこもやめたので、断酒については私からは何も言わないことにしました。
会話
家族間の会話は多い方だと思います。私はお酒を飲まないのでお茶をのみながら、その日の出来事や健康の話題、最近読んだ本や記事、私の低糖質の生活ぶりなどいろいろ語ります。
こうやって書き出すと、充実ライフを満喫されていますね。
おかげ様で今は健康状態は良好、大きな心配事もなく、毎日笑って過ごせることで十分という夫です。
私の楽しみはこれから
早期リタイアして2か月足らずの私、夫からは「ゆっくりするように」と命じられています。
リタイアした気のゆるみから身体の悪いところがでてきて調子が悪くなったりもするから、今ヘンに気合をいれて頑張らないように、との本人の経験からのアドバイスです。
そういえば私、健康診断で肝臓の数値でひっかかってたんだった、今は数値も下がり落ち着いていますが、お言葉に甘えてウォーキングがてら平日のお出かけを愉しんだりして、お料理もたまに気が向いた時に作る程度ですがまったりしております。。お義母様がきいたら卒倒モノですね。
セミリタ先輩の夫に学ぶ 金銭感覚
そんなこんなで大きな出費もなく、一番やばい「バブル脳の私の物欲」も落ち着いてきて、「必要なモノを」「最小限で」買う前によく考える形ができつつあります。今あるもので十分、なければなおす、あるいはなしで通す、に寄っていってる…。
先日の京都旅行(下記リンクあり)で大きな出費も最終、ここからしっかりExcelで管理し始めたライププランで月次の予実管理をしていきます。
生活費(食費・光熱費・保険・サブスクなど)は折半、個々の娯楽費・交際費は別々にもちます。例えば折半分=10万円/月、そこに自分の美容院や服代がのっかる感じで今のところ私の支出は月15~20万円でおさめる想定です。我慢するわけではなく、足るを知る形、必要なモノは買います。
今後のプラン=支出イベントと予算がおおよそ決まっているのと収入も予定を超えるものはない想定なので、お金のことをあれこれ考える時間がなくなって、マインドの断捨離ができてきたように思います。
「老後」「これからのお金のやりくり」といったワードが自分の口からでることがほぼなくなり、不安で執着していたことから解放されたんだなと感じます。←この実感は自分でも驚きです。
もともとストイックな夫の金銭感覚が(やっと)私にも伝播してきて、これから二人で大切な時間とお金を使っていく形。
このまま私も心穏やかに世俗を離れた修行僧の世界に(肉食ですが)飛び込んでいく所存です。
圓光寺にて。
金戒光明寺にて。
↓ 京都ゴージャス旅
コメント