Amazonプライムで北野武監督の「首」を観ました。ひりひりする…。
北野武作品
あまりちゃんとみていないかも。「座頭市」以来かもしれない。あんまりバイオレンス系は得意じゃなくて、、時代劇なら何とかついて行けるかもと観にいきたかった「首」を鑑賞。いわゆる、本能寺の変の前後のお話。
※映画公式サイトを貼ろうとしたら、あれですね、KADOKAWAさん今大変なことになっててアクセスできずでAmazonの方貼っときます↓
キャストは、たけしさん(秀吉)、加瀬亮さん(信長)、西島秀俊さん(光秀)、大森南朋さん(秀長)、浅野忠信さん(黒田官兵衛)、小林薫さん(家康)、岸部一徳さん(千利休)、そのほか中村獅童さん、遠藤憲一さん、六平直政さん、荒川良々さん、きむにい、津田寛治さん、寺島進さんなどなど、常連?と多彩なキャストが居並びます。
ひと言で…は言えないけれど観終わった感想は
- 色彩が印象的。さすが。冒頭のタイトル「首」のところからもうぞくぞくする。
- えげつないほど首が飛ぶ。映画館じゃなくてよかったと思う私
- 映画コピーの「狂ってやがる」はい全員そうです。
- 雨のシーン、「座頭市」もそうだったけど激しくてよき。これも白い雨なのかな。。
- ちょいちょいある笑い。アドリブっぽいところもあって南朋さん頑張るも浅野さん肩震えてるような…。きむにい意外と出番長い。芸人魂の話術、さすが。
- 西島秀俊さんの明智光秀が男前すぎるのに「はげ」と呼ばれて投げられたり蹴とばされたりするなど、みてるこちらの情緒が落ち着かない。
- 狂気の信長、加瀬亮さん。今までで一番のえげつない信長。
- 男色系男子多し
- 小林薫さんの家康のシーンは少ないながらもしたたかさ=たぬきが光る。影武者www
- 大河「麒麟がくる」を履修していたので”十兵衛呼び”には即順応
- 饗応の宴、信長が光秀にキレた背景にうなる。これまで観てきた中で一番好きな(狂気の)解釈かも。
- 意外と本能寺はあっさり。
- 時代劇だからか、衣装が黒澤和子さんだからか、スケールからか、黒澤作品っぽいところもあり
- いろいろと取りざたされる本能寺の変、今作で裏で糸を引くのは…おもしろい。
- さんざん首を転がしておいて…、最後笑ってはいけないけど笑ってしまった。だから見つからないんだな。
黒澤作品ぽいところ
「乱」「影武者」あたりとちょっと似たような雰囲気を感じるなど。…にしても影武者の数ww
戦のシーンに馬が少ないのは今の時代ではしょうがないのかもしれない。エンドロールの最後に「動物虐待をしていません」の表示もあったくらいの今のご時世。「影武者」では当時馬に麻酔を打って眠る=倒れる様を映していたんですよね、スローで美しいシーンではあったけれど今は無理。それでもかなりの人数での戦で大量の火縄銃や矢など迫力↑↑↑。
能「敦盛」のシーンは、観世清和さんの監修で観世三郎太さんが演じているそう。すぐに惹きこまれたので個人的にはもう少し長く、暗く幽玄に浸りたかった。
”はげ呼ばわり”の西島秀俊さんのカツラ?が「乱」の根津甚八さんと似てる形。あたまがでかい。お顔が整っているのも共通してるなど。
白塗りはいても、「乱」みたいに妖艶な女性は一人もでてこない、ざ、戦国。これがよき。中村獅童さんが臭い立つほど汚い(褒めてますw)。
空の青(群青)をバックに黒い岩場と赤い松明が浮かび上がるシーン、美しき。おぞましいシーンなので冷酷さが増す。
おこもりを楽しむ
アマプラで映画を観たり、「鬼滅の刃・柱稽古編」が終わったのでコミックスを最終巻まで読み直したり、図書館で借りてきた本を読みふけったりして1日があっという間の夏のおこもり。
観終わってからネットフリックスでもやってることを発見。U-NEXTでの配信は知っていて未加入だったけれど、こないだネットフリックスに再加入していたのに…アマプラレンタル500円、まあいい映画だったからいいっか。
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