お正月を控え、お墓参りに2年ぶりに夫の実家へ。私の退職のご報告と年金生活について伺う機会がありました。
義父と義母
- 温厚で定年まで勤めあげた義父。とある地方都市の旧家を引き継いでいます。引継ぎ時、家の補修や調度品の買い替えで退職金がどんっと飛んで行ったとかなんとか。ひい。
- 3人の子供を育てながらも仕事をもっていた義母。おっとり天然なところもありますが意外と(!)多趣味。そして私のワーキングマザー期を娘のケアも含め心身共に支えて下さった大恩人です。
私の退職のご報告
早期で定年扱い、円満に退職したことをお伝えしている途中から気持ちがあふれて涙がでてしまい、「ありがとうございまじだぁぁぁ~(´;ω;`)」な情けないご報告になってしまいました。ここまでこれたこと、大感謝。
…夏休みに疎開のように長期間娘を預かってくださったこと、海外出張で2週間も私の家で夫と娘と水入らず(嫁要らず?)のプチ同居でサポートいただいたこと、実母同様、応援する気持ちとともにいただいたご恩をどう返したらいいやら、感謝感謝でございます。
パワーカップル先輩の年金暮らし
さて、80代半ばの「共働き」の先輩の年金暮らしはどんなものなのか?
どこに行くのも一緒、仲良し夫婦の義父母。今は週に何回かデイケアにお世話になる義父。義母はこの間にスーパーへお買い物。お出かけはめっきり減ったのでインドアの趣味の洋裁・編み物・短歌・煎茶、などにいそしむ。ラジオや好きな歌手のCDを聞きながら手や頭を動かしているそうです。
ちなみに義母はテレビをほとんどみません。手が止まってしまって何もできなくなるから。
義父はちょこちょこ、野球とか、刑事ドラマ系とか、流し見もされています。
ふと、この「名もなき家事」に段取り脳が刺激されることが女性の方が寿命が長いことにつながっているのかも、と。まだこの世代の男性の定年後は何ら日常の「段取り」に追われることがないですから。
運動・食事
ご両人とも、歩くのが大好きで食欲も旺盛。顔色も肌艶もぴかぴかです。
義母はNHKのTV番組「やまと尼寺精進日記」だけはチェックしていて、捨てるところなく使い切るお料理に精を出されています。ご自身では「料理は苦手」と言いつつ、チャレンジ精神旺盛。伺った日もお出汁の効いた茶わん蒸しをいただきました。うちでは面倒で入れない銀杏やゆり根まではいっていて、美味しかった!
義母の話に「良質のたんぱく質」というワードが良く出てきます。お肉が食べられなくなってきた義父に「良質のたんぱく質」を取ってもらいたい、そんな工夫のあれこれを伺いました。
衣類
手の空いている時に3か月ほどかけて編まれたお手製のカーディガン。好きな色の毛糸を買ってきて、あるいは余っているものからざっと作るそうです。さすが、洋裁の先生!
欲しければ作る。このスキルはいいですね。
断捨離
わかっちゃいるけど捨てられない世代。
数年前、断捨離チームを結成して義姉と義妹と3人で保存されているプラスチックケースをすべて捨てた(新しいものを買ってきて入れ替えました)強行軍、ざ・嫁トリオの恐怖が今もあるようで、台所にいれてもらえません(笑)
それでも周りでも断捨離が流行ってきたとのこと、食器類は「好きなモノを置いておくのではなく、積極的に使う」を実践されていました。洋服はこれから。いまはまだモノがたくさんありますがその中で本当に使ってないものは捨てればいいし、断捨離マインドがあることだけ確認したので、もう踏み込みません私。
お金
義父の年金だけで暮らしておられるそうで、義母の年金は貯蓄。臨時出費があればそこから出しているそう。なるほど。。
家賃はないですし、保険も払い込み済みで大きなものはなし。食費と光熱費と日用品くらいなので十分賄えるそうです。モノはありますのでそこから厳選して使えばいいし、買い足すものが圧倒的に少ない。
まあ、年金自体がいい(高めの)時代ということもありますが、足るを知る、受け継がれてきたよいものに囲まれ、趣味にいそしみつつ健康に良い食事をして語らう毎日。なんて豊かなんだろうか。
うちの場合は夫の年金だけで65歳から暮らすのはちょっと厳しいけれど、夫婦の年金合算で暮らし、臨時出費の分はあらかじめ用意しておくスタイル。このめどが立ったことが早期退職を決意したきっかけの1つ。
豊かさ とは
好きなモノ・人に囲まれて
時間を気にせず(少しは気にしつつ)することがあって
したこと、作ったものでまた暮らしによい刺激が生まれること。その循環が続いていく感じ
義両親とお話して、そんな感じに受け取りました。
まずは茶わん蒸しから、丁寧につくっていくことから。
↓実母への断捨離強行軍記事はこちら↓
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