義実家からお願いされていた九谷の金継ぎ、修復
私のセカンドライフの楽しみのひとつ、金継ぎ
3年ほど前にワークショップに出かけて以来、趣味のひとつとなった「金継ぎ(きんつぎ)」。
割れたり欠けてしまった器を金(あるいは真鍮・銀・錫)と漆で修復することで
大切なモノを長く使うライフ。
形あるものは壊れてしまうのは常ではあるけれど、少し直せばまた使えて愛でられるのが金継ぎ。日本人の逞しくも麗しい知恵のひとつ、全くもって及ばずながらも伝承・受け継ぎたいところです。
先日義実家で割れたり欠けたりしていたお湯のみを4つ金継ぎの練習用にといただいてきたのですが、無事修復できたので、恥ずかしながらこのお彼岸にお持ちしようと思います。
まずは2つ
割れた破片をくっつけるのはなかなか難しくて、間があいてしまったりずれてしまったり。何度もやり直せるのが金継のいいところ。
そのうち2つが何となくできてきたような気がする…。最後の金をまくところも乾いてない状態でさわってしまいやり直すという痛恨のミス、やっと仕上がってきました。
◆BEFORE
◆AFTER
いや~、細い筆で漆を塗る(ひびをなぞる)ところ、手が震えるお年ごろで太い線になってしまったわ。比べると一目瞭然でお恥ずかしい…でもいいのだ。できる精一杯。お彼岸にお仲間のところに帰る2つの湯のみ。
金継ぎあるある・かゆい
まだまだかぶれますね~漆。作業中は手袋をして、作業後にもサラダ油で爪の中まで洗うのですが(水だと広がる)、何日かするとかゆみがでてくる。
これがねぇ、年齢的に帯状疱疹なのか漆かぶれなのかわからないというのがちょっと切実なところ。
先日も夜に右半身(腕と背中)に小さいぶつぶつができてかゆくて眠れなくて「これは帯状疱疹かもしれないから明日病院にいこう」と思っても翌日にはおさまっていたりする。漆だったのかな。。
漆がついたかもしれない手であちこちさわると数日後ぶつぶつができてきて数日かゆい、水膨れもできる。
漆に 慣れてくるとかぶれないようになると書いてあるサイトもあるけれど、
このかゆみ、かなり事前にふき取れるようにはなってきたけれどツラい。
早く慣れたい。あと2つ、ムズカシイ割れ方をしているのも残ってる。楽しい&かゆい(笑)
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