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【金継ぎ】骨董品?古い器の修復

くらしの雑記

素人趣味の金継ぎに新たな世界が…。

それは何気ない会話から

またまた義実家のオハナシになるのですが、葬儀翌日に立ち寄って、倒れた義母が元気に回復されているのを確認して、食事や買い物を終えて夕方、まったりお茶を飲んでいました。

前日の晩から気になっていた座卓の上に居並ぶ12個のお湯のみ茶わん。いくつか欠けている。。。口元怪我したらあぶないし…と

そこに夫が私の趣味の金継ぎの話を。これは何でも大切にとっている義母から「修理する」というテイで持ち帰って処分する鬼嫁断捨離作戦でしたが、

あら~momaさん直してくださるの?ありがとう。先日古物の買い取りの人がきて1つ〇〇円で引き取るっていってたのを断ったのよね。12個揃ってるし気に入っているの。

ん?? んん??? 古もの? 骨董なんこれ?? いや、それって今はやりの押し買いでは??そのとき売ったらよかったのに(おい)、

とにかく古そうな、大切に使われているものの修理なんて責任重大すぎて、ざ・不器用な私には荷が重すぎる…。

欠けてるものもあるけど、柄が気に入っていて、使いたいだけで売るつもりもないの。だからどんなになっても大丈夫だから、是非お願い。

は、、、はい。どうなっても怒らんといてよ、、知らんでと持ち帰ってきた、欠けたお湯のみ茶わん4個。 ひー。欠けてるだけでなくボンドらしきものでくっつけてるやつもある。。九谷かなあ。

不器用ながらの私の趣味のひとつ、金継ぎは、全く上達もせず「練習」というテイ。義実家でいろいろな人の目に触れるものの修理なんかして大丈夫かな。練習から本番がこんなに早く引き寄せられるとは。

ま、、形あるものはいつかは壊れる。キッチンにはやまのように(ほんとに)いくつも湯飲み茶わんのセットがあって、この一そろえがなくても素敵なものもたくさんあったのですが、修理することで成功しても失敗してもお話のネタ提供と思って頑張ります。

早速着手、接着剤を除去して漆でくっつけるところから

できあがるまでに3,4か月は必要、漆を塗って乾かして…を繰り返す。

まずは謎の接着剤をとるために鍋てぐつぐつ煮込むとネットで見かけたのでやってみる。1時間くらいと書かれていましたが、接着がゆるかったのか30分ほどでさくっと取れました。逆に言うとこれに熱いお茶を入れて飲んでたらなにか溶け出てきてたかも。熱いお茶を入れてぱかっと割れてやけどする危険もあった。

大きく割れている2つを布に包んで煮込む

趣味の域で、金継修理、はじめま~す。

Before

今日のところのAFTER

はい、蓋して2週間、しばし置く

割れた部分に紙やすりをかけて、麦漆(小麦と漆を混ぜて)を作って接着させ、テープで固定。漆を乾かすには湿気が必要。箱に入れて、濡れたティッシュの塊をいくつか入れて、蓋をして2週間後に固まっているかをみます。

♪ で・きる・かな・で・きる・かな♪ はてはてふふ~ん♬ しらんでぇ♪ ← 楽しむために鼓舞するソング

2週間後の予定

漆を削って、余分なところを紙やすりでなめらかにして、へこみがでてたらまた同様に塗って乾かして…。最後はさすがに練習用の「真鍮」じゃなくて「金粉」でやろう。そしてまた漆をぬって乾かして、最後に磨き粉で磨く。指が熱くなるくらいこすって磨く。金が光ってきたら、できあがり。

四十九日には間に合わないけど、お盆には持っていけるかなぁ。

趣味で広がる豊かな感じ。

私のリタイアライフも充実、リア充ならぬ、「リタ充」です。「利他充」とも。舎利子~(笑)

 

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