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お彼岸・墓参りと義実家かたづけの距離感

くらしの雑記

少しずつ、できる範囲でできること。にじりよる嫁=私(笑)

おひとり様となった89歳義母

2か月前に夫を亡くしておひとり様暮らしの義母。少なくとも月に一度は夫と訪問することにして、先日四十九日法要を終えての春のお彼岸にお墓参り帰省しました。

近所への買い出しやご近所の未亡人の方々との交流、おけいこ(和歌、煎茶)の集いもありつつも、当然ながらいろいろ手につかないまま過ごされているそう。そりゃそうですよ。。

お墓参りへ

前日に親戚がお墓参りしたあとなので、お花類は軽めに畑の菜の花を刈ってきて添えていくスタイル。小高い山を登って先祖代々…10基以上ある…。義母も大変そうなその道のり。お墓の義父にもご挨拶。夫が義母に手を添え介助していたのがなんともほほえましい光景。

お買い物へ

車でいけるところや多く買うもの、大きいものはこの機会に夫・次男におまかせあれ。翌日は三男がくるそうなので役割分担? この日はホームセンターへGO!

こまごま買い物をして、最後にお花のお店で鉢植えの蘭を2鉢購入。

「これで玄関が明るく、華やかになるわ~。」と。

車で通るあちらこちらに「昔お父さんときたわここ」「ここのラーメン一緒に食べたわ~」と思い出話。微笑んでじっと聞く夫、後部座席でGoogleMapにピン止めする嫁(私)。今度またいきましょう。

少しずつ片づける

一緒に生活しているわけではないし、高齢者ならではの必要なモノと不必要なモノの判断基準もわかってないのがそもそもの大前提。

なので毎回夫から(ここ大事)、「これかたづけてもいい?」と聞いて必要なことだけをするようにしています。この距離感をつかむまで〇〇年(笑)。

今回もゴミ袋持参で、

  • ガラス瓶やペットボトル(庭作業に使おうとしておいたまま何年もたったらしきもの)を2袋分回収
  • 縁側のすみでたそがれていた、超でかい・汚れたぬいぐるみを回収
  • 汚れたり破れたりしておそらくつかうことのない傘立てにある傘4本をまとめて回収
  • 玄関マットの下に100均で売ってる「マットのすべりどめ」を配置、転倒防止
  • 洗濯物を干すのに便利な「ステンレス」のピンチハンガー導入。これで「プラスチックの洗濯ばさみが劣化してはじけとばないライフ」ゲットだぜ。


傘はもしかして義父との思い出の品だったら残すかなと思いきや「捨ててOK」とのこと。どうやら捨て方(解体?)が面倒だったよう。うちの自治体ならそのまま出せます。

これで玄関まわりがスッキリ。蘭の鉢も飾って華やかに。

ちなみに私の実家は片付け終了、ダウンサイジング引っ越し(戸建て→マンション)済で

今住んでいるうちも私のリタイア後にオオモノの捨てがほぼ終わってる。義実家は広すぎるのよ。。

先延ばしにしているもの

義母が生活するうえで不必要だと言ったものだけを片付ける。あとは放置で先延ばし。

生活上邪魔になりそう、つまづいてけがをしそう、重いものや運ぶのがおっくうで本人がやるにやれてないものを夫が配慮して都度おうかがいをたてる。

できる範囲のことをして、あとは来たるべき日=全捨て整理をする日まで、余計なことはしない、言わない。

残しているものは思い出のもの+生活上使うもの。お義母さんの価値観が最優先。

気になる、整理したいものもあるけれど、もう「来たるべき時にプロに任せる」に一票。

◆ 先延ばし・手つかずのもの

  • もう何年も上がっていない二階全般。すでに義母は上がれない。そこここに巣食う夫たち(こどもたち)のおもちゃや学習机、お客様用ふとん(もう何年も押し入れ待機)、大量の本…かなり前にみた時は中国文学ものだったような。立派な書棚、重そう。
  • 離れ(ってあったの最近まで知らなかった)の先代か先々代からの茶箪笥やらなにか。付喪神がいそう。。
  • 蔵らしき建屋とその奥(入れそうにない)。夫は幼少の頃せっかんで閉じ込められたトラウマから入ることを断固拒否(!)ちょっとスキマが開いてるんだけど…私も怖い。
  • 母屋と離れの間にあるなにか(食器棚とかタンスの残骸のようなもの、中身も入ってる…)
  • 納屋の二階のなにか、一階の工具類や奥にある古い絨毯、農機具のようなもの。あとは見えないのでわからない。二階に上がる木のはしごがあぶなそうでおさわり禁止。
  • 広縁に鎮座する、もう使っていないマッサージ機。もう何年も使っていないけれど、これは夫(息子たち)がいつぞやかのお祝いで義父母に贈ったもの。思い出の品。「いまは♪もう♬動かない」

処理費用3桁万円余裕でしそうなこのモノたち。「その時」までしばし忘れることにする。

お茶を飲みながら

この日持参した義母大好き「阿闍梨餅」とおいしいむか新のお茶をいただきながら、いろいろ話すのは楽しい様子。会話って脳の刺激だな。まだまだ受け答えもしゃきしゃきされている。「また来てね、必ずよ」がちょっと涙声になっているような気もするのでいつも(夫の代わりに)ハグして車に乗り込む。

義実家とうちの距離は車で片道2.5~3時間。この道のりを、子育てで忙しい時期に何度も助けに来て下さった義両親を思い、今更ながら少しでも恩返しができればと寄り添うキモチ。顔をだしてちょっとの用事をさくさくするくらい、お安い御用だぜ。そして私たちにも、ちょっとしたドライブデートにもなって楽しい。

 

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