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【読書の秋】ハンモックシーズンがやってきた~

くらしの雑記
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虫の声が涼し気な季節、秋の日に何をか読まんや

狂言のことだま

大人のたしなみと称して昨年来はまっている能・狂言の世界。この秋も観にいきます。

自分の感性で観るというのも一興ではありますが、その道を究めた方の見識を少しばかりお借りして、知識を深めるのもいい。積読となっていたこちら、人間国宝の狂言方、山本東次郎氏著「狂言のことだま」を読みふけっております。

狂言に込められた深い人間の心理を読み解く。

少し読み進めては1つ1つの狂言の作品解説の背景を嚙みしめ、なるほどと深い考察に目からウロコがおちたり、自分なりの妄想・想像を広げる時間がエンドレス。そのまま寝落ちすることもあってなかなか進まない、味わい深い本。

「一を聞いて十を知る」ということわざがあります。わずかなものを手掛かりに、想像の力を大きく膨らませ、その向こうに広がる無限の世界を観て取る、日本の古典文化とはそうしたものです。鑑賞者が自由に心を遊ばせることのできる空間、余白、空白、間(ま)、そこでは創る側と鑑賞者の魂の交歓がなされ、両者の共鳴によって限りなく広い大きな世界が現出するのです。   ~ 「狂言のことだま」より抜粋~

わかりやすく読みやすく、すっと心に入ってくる。そして「創る側と鑑賞者の魂の交歓・共鳴によって限りなく広い大きな世界が現出」というところ、まさにこの夏はまったドラマ「VIVANT」に夢中になった所以。いろいろな”物語”の登場人物の背景や深い心理に妄想含みの思いを馳せる、楽しい時間はつきない。。。

デッキでまったり、デジタルデトックス

晴れた日はデッキでハンモックで読書、いい季節がやってきた。ゆらゆらゆれてそのまま寝落ちもOK。ちょっと涼しくなってきた外気が気持ちいい。

読み物と飲み物を用意して、ゆらゆらゆらゆら。至福の時。

読書のいいところは、その世界に没頭できるところ。スマホみたいに「ながら」ができない。

本の内容にどっぷり入り込む。この集中力。虫の声さえも耳に入らないこともしばしば。

時折、休憩と称してデッキの隅っこで涼んでいる老猫にブラッシングしたりして、

デッキのゆらゆらと猫のもふもふに癒され過ごす、まったり至福の秋の日。

 

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