「夫婦どちらか片方になった時は、サ高住を終の棲家にするのもありだよね」と話していた矢先の入院で、考えがまとまってきた。
サ高住とは
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)。なんとなく、老後にすまう、バリアフリーで快適なサービスが整うハコものとして、いつかは移り住むことになることを想定して断捨離も進めてきました。
有料老人ホームとの違いは、時間の制約(食事の時間やxxの時間などの制約の有無)、介護のあるなし、費用、契約形態。老人ホームでも健康な状態では入れるハイソなところもありますね。違いが判らなくなってくる…。
そこで、検索してみた学研ココファンさんのHP。とても詳しく比較されています。冒頭のまとめを引用させていただくと、
- サ高住では介護度が高くない高齢者が自由に暮らせる
- 有料老人ホームは介護付き・住宅型・健康型の3種類
- 最も大きいのは契約形態の違い
- 最近は介護サービスが充実したサ高住も増加しており、人気を集めている
考え直すきっかけ ①個室入院生活
個室料金からすると、ちょっとした高級賃貸住まいにも似た今日この頃w。
向かいにあるタワーマンションの明かりをみながら、こちとら「3食昼寝と検査+食事つき」の生活。広さやインテリアも全然違いますが、マンション生活というよりもサ高住に近いのでは?と勝手に妄想を始めた。
「医療SOSがいつでもできる状態(病院なんだから当たり前ですが)」。外出(外泊)も面会もできないけれど、生活面での不便はあまりない、上げ膳据え膳ライフ。しかもお掃除もしてくれるなんて。これはいいな。。
趣味のものやハサミ類の持ち込みもできないし、キッチンもないけれど、差はそれくらい?
12月後半にはいって、いよいよ家族に衣替えをお願いしてパジャマ、Tシャツ類を替えてみた。
キャリーケースごと交換したのですが、もってきてたのがリモワで交換したのがグローブトロッター。どちらも仕事で使ってたのをまたこんな用事(入院)で使えるのかと、久しぶりのグローブトロッターに旅気分です。(はよ退院したい)
もはや戦友、傷だらけ。だがそれがいい。
サ高住の広さは25㎡以上の規定があるようなので、この個室の倍くらいかな。。リビングとかキッチンの分かな。
ということは、
クローゼットも今の個室(1本)+αくらいの服収納か。
ということは
服類は今自宅に抱える分の3割くらいに減らさないと入らない。えぇ。。
今現在、クローゼット1.5本+タンス2棹+着物タンス1棹分。これでも減らしたんですけれど、そしてもうあまり減らすつもりない。もしかして、着物は持っていかれヘンのかな。
となると
ええ、、どれ捨てる?いや捨てるモノもうないよ。しかもまだ動ける体だし。断捨離終わったと思っていたのにさらなる捨て活マストのサ高住ってありなんかな?と思ってしまいました。
考え直すきっかけ ②体が元気なうちは…
帯に短したすきに長し
夫婦どちらか片方になってしまったら、サ高住へ。だって2階建ての家は広すぎる? いや素敵にリフォームして快適に暮らせるかもよ。
階段が無理な状態になったら、
娘に譲るか売るかして老人ホームに入所するんでいいんじゃないだろうか。家は小学校区で土地だけでもリセールバリューあるところ。のはず。
というわけで
長く住む前提で、できる範囲でリフォームして、住みやすさを確保する方に重きをおくか。
↓ リフォーム予算、確保済みです
健康な状態では、サ高住を想定してこれ以上無理に捨て活を加速させるよりも、リフォームして快適さを保った自宅に長く住んで、いよいよという時に「施設に移る」という方がQOLは高いのではないだろうかと思うようになりました。
まだ使いたい・使えるモノと私の身体。
一方、
食事のケアの重要度にも気づきました。高たんぱく低カロリーの食事が提供される入院生活。毎日栄養バランスが計算された適量でしかもおいしい食事、こんなにもラクでおいしくてありがたい。
煮魚と鶏が中心。揚げ物はもちろんでないけれど、アーモンドスライスを乗せて焼いたものは香ばしくて美味しい。フルーツも適度に出るし、家では控えていたパン(炭水化物)やジャム(糖類)、低カロリーのゼリーがついている。これ食べてもいいの?を自宅でコントロールするのはムズカシイ。退院してもこれはできる限り再現に努めてみよう。
身近なケースは在宅型多し
身近なケースでも自宅で介護を受けているケースがままある。
- 夫に先立たれた親戚(80代後半)。身体の調子も悪く介護施設に移り住むも、いわゆるワンルームで味気なかったのか、ものの数日で退所。今は自宅に戻り訪問介護。おそらく要介護2か3。
- ご近所では老親をひきとって同居しだしたお宅がぽつぽつ。奥様の母親、奥様の両親(!)、旦那様の父親(!!)。。ケースは色々。
- 夫の実家も義父が要介護3とか2だったかな、自宅で週に何日かデイサービスを受けながら、義母がお世話。
そんなこんなで、
車いす生活になったら、今の家を諦めて介護施設にうつる算段。認知の時は施設一択。これになりそう。
食事は自分で作れるうちは作る!お料理男子の夫から平日はご飯担当を引き取ろう。
いよいよという時、移る時にざっと私の荷物を処分してもらう費用は残しておこう。
それまではぼちぼち、オオモノを捨てながら、季節や状況に応じて今後いらないものを細々減らしていく。
家族の負担をできるだけ少なくしておくことを前提に、健康な状態で移り住むサ高住の選択肢が消えつつあります。
いろんな「もしも」。これで決まりというわけではなく、起きる出来事に対応できるフットワークは少なからず残しておきたい。妄想シミュレーションは止まらない。
↓ 足腰は鍛えておこう。筋肉は大事
↓ 家選びはなかなかナイスだった
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