そこには「何か・段差」があるかもしれないから
リビングでまたこけそうになる
令和2年に消費者庁から発表された「高齢者の転倒予防喚起」のレポートによれば、
65歳以上の高齢者の転倒事故の約半数は「自宅」。そのうち最多の場所は「浴室・脱衣所」です。
上記サイトより抜粋
転ばぬ先の杖、還暦近い私たち夫婦も「転倒」には普段から並々ならぬ(使い方あってるんかな)留意をして、家の中や外出先においても年々気を付けることが多くなっています。
- 足元にモノを置かない
- コード類は部屋のはじっこに
- 階段は手すりを持つ
- お風呂あがりは特に足元に気を付ける
- 雨の日や雪の日の玄関先の濡れたタイルを歩く時ははじっこ(捕まるところがある場所)を歩く
- 運動靴推奨。裏がつるつるの靴やかかとの高い靴ははかないのが一番
- 外出先や駅で階段を使う時は手すりのあるはじっこを歩く(こけそうになってもつかめるように)
- あわてない、走らない。(昨日もエレベーターに挟まる”杖の老紳士”をみたな…あぶないょ)
- 足腰大事。ストレッチ毎日。はみがきしながらスクワット。
などを励行しております。
そんなある日の夕食の時間、いつもはない場所に娘の大き目のカバンがおいてあって
下を見ない私がつっかかってこけそうになり、「おっとあぶない!」
…その瞬間の夫のぴりついた目。かばんはすぐに部屋にもっていってもらったのですが、リビングに安易に置いたもの、いつもはないところになにかある。足元をみていなかった私も悪い。これが外だったら、段差だったら、あぶない。。
家の中の転倒、すでに2回やらかしてる
うち一回は骨折してる私。上のレポートでも後期高齢者は前期高齢者の2.2倍の事故の多さとありますが、まだ私、高齢者カテゴリに5年以上あるのに堂々ベンチ入りしてしまいそうな勢いです。うれしくない。
↓ あわててつまづいた編。教訓=あわてない、急がない
↓ おしりから「ない空間」に腰かけ床で強打した日。尾てい骨を骨折。かばいながらの生活で足の指も折れふんだりけったり。
じわじわと予備群としての実績をあげている、うれしくない状況。
外では駅の階段でゆっくり”手すり沿い”に降りるのですが、うしろから若者がせまりくる時もあって、怖さを感じる反面いらだちもわかる。そこはひらきなおって「急ぐ方は真ん中を走り抜けておくれやす」的オーラを背中から出してます(笑)。
先人に学び、”ぬかづけ”にも学ぶ
周りでも転倒して悪化しているシニアがちらほら
- お風呂上りに濡れた畳の上で足を滑らせて転倒、70代後半で要介護3へ、その後認知症も発症した男性、6年後没。
- 自転車ごと横に転んで大腿骨骨折、2か月入院の末、2本の杖であぶなげに歩く70代後半の女性
- 自宅二階からの階段で足を滑らせ転げ落ち、たまたまご近所の方が訪問して発見、入院したのが80代前半。いまは自宅で要支援(これで?)で家の中の手すりをつたい生活する女性
書いてみれば、70代後半からの後期高齢者ばかり。もう、これから先は転んだら笑いごとでは済まないことを肝に銘じて、転ばぬ先の杖としての「習慣」をきちんと身体に覚え込ませておかなくては。足元注意。下をむいて歩こう。
先日ちらっとNHKで転倒防止の番組が流れていて、そこでは「ぬかづけ」が防止のキーワードと言っていました。「いかのおすし」みたい。こういうゴロを考える人はすごいな。
・ぬ → ぬれた場所 (浴室、洗面脱衣場、キッチン など)
・か → 階段や段差。1センチの段差でもあやうい、ホットカーペットのめくれなども。
・づけ → かたづけ。動線上にモノがないか、電源コードなどひっかかりそうなものがないか
あわてない、だから動作もゆっくり。これは年を経てけがを防ぐ術。
なのでゆっくりまったり動いていても「時間の流れが違うんだな」と温かい目で見てもろて。
いつかは誰もが通る道。急がずあわてずまったりいこう。
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