昔を思いにしてWM時代の仕事面での工夫をまとめてみました。
在宅勤務 準備
今はもう当たり前となった「在宅勤務」まず、「書斎」を整えるところから。
机、本棚、椅子。疲れない素材をチョイス
こちら、16年ほど前に買ったハーマンミラー社のアーロンチェア、長時間座っても全く疲れませんし今も現役、大活躍です。
今はゲーミングチェアなど疲れなさそうな椅子もたくさん出回っていますね。私も椅子の座り心地にはこだわりました。お値段高いですが、買って後悔のないチェアです。
家電チョイス
①冷蔵庫: 大きめがおススメ。週末の大量の作り置きを保管。ふるさと納税の大量の着荷もどんとこい!
②洗濯乾燥機:冬もふわふわ、春の花粉も雨の日も外干不要、つまり至高。
③食洗機:効率的な食器の入れ方を理系の夫なら皿洗いとともにハマる、そそのかせばそのまま皿洗い担当をしてもらおう
④省エネエアコン・お掃除エアコン:夏場はつけっぱなし。夏休み、親は留守でも快適Keep。
⑤掃除機能付きトイレ、お掃除ロボットなど:掃除が楽。お手伝いを頼みやすい。ラク家事は妻だけのためじゃない
介護にもロボティクスが入ってきている昨今、かつては女性の仕事とされていた家事がどんどんロボ化・家電化されて、家電を買うために働く時期もあってもいいかもしれない。1つ1つ揃えていきましたが今では我が家の家事はロボ+家電+夫がトリオでやっています。
仕事のチャンスとライフバランス
やりたい仕事 、チャンスがきたら あとで後悔しない選択を。言うは易しですが心持ちとしてはこれですね。
子供が1歳の時、私にも大きなチャンスが訪れました。これに乗るか乗らないかでその後のキャリアが変わることは明らか。ただ手を挙げると私は1週間アメリカに行かなくてはなりません。初めての海外出張、先方からも指名されている。これはやりたい、やらせてほしい。でも子供はまだまだ手のかかる年齢…。考えた末、母に泣きながらヘルプコール。
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空港から離陸する時、CAさんが何度もおしぼりを持ってきてくださるほど号泣する私でしたが、お仕事はなんとかこなせて素敵な人脈もできた。そしてその後確かに会社人生は大きく変わり、35年も仕事を続けて早期定年扱いで退職するまでの間、やりがいのある仕事を色々任せていただけました。
あの時、即答で預かってくれた母、夜泣き対応の妹、1週間子供と離れることも快く送り出してくれた夫に大感謝でした。周りが応援してくれたからこその今の私があるのです。
決断は頭ではなく「腹」で。自分のことや子供のことで「決断する」「選択する」ことが多くなってきて、胆力が備わってきたように感じます。肝っ玉ってそういうこと??
いくつか決断の中で諦めたこともありましたが 、その仕事をやらなかったことでの後悔はありません。決断は「腹」でする、「腹落ち」を体感、そしてそれがずっと続く。
そこから”短時間”で”クオリティ高く”仕上げるよう意識づけをしました。
子供が小さいうちは、時間の制約はもうどうしようもありません。なので何度もやり直しをするような「無駄」が発生しないように、ワーキングマザーこそ短時間に高クオリティのパフォーマンスを提示できる人材なのです。
早く帰りたいんですもん。
もちろん夫ができること(子供の送迎、病院、着替えや洗濯、夫自身の食事など)は積極的にやってもらいます。
料理の手際もマルチタスクと言われますが、複数の物事に優先順位をつけて決断し行動する力 はワーキングマザーになってついた私の1スキルです。常に時間に追われているので、TODO管理とか逆算スケジューリングなどは得意分野となりました。
子育てを終えて
50代半ばに差し掛かり、これまで懸命に子育てと仕事にまい進してきましたが、ここで早期ですぱっと退職することに決めました。子供が成人し社会人になり、老後のことも考えつつ、もう少し「楽しい」にシフトしてもいいのではないかと思うようになりました。
子育ても、会社も卒業。もうバランスを取らなくてもいいのです。私自身が楽しめること”だけ”に集中していいのです。読書やボランティア、書くこと、つづること。リフォームしておこもりライフを満喫する。何をしてもよいのです。
キリキリしていた仕事の鬼・母親の鬼の面を取り、ニコニコお多福へ。
心地よい 50’s 「林住期」の始まりです。※林住期とは インドの四住期、理想的な生き方
1: 学生期(がくしょうき):生まれてから学びを終えるまで
2: 家住期(かじゅうき): 仕事をし、家庭を持ち個人から家族になりはぐくむ時期
3: 林住期(りんじゅうき):仕事や子育てを経て、人生の、自らの実りを収穫する時期 ← 今ここ
4:遊行期(ゆぎょうき): 収穫した実りを返す時期。自らも土に還る
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