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80代母といく岡山二人旅。服装と老親への気遣い反省点

くらしの雑記

母と二人で初めての旅。老親への気遣いで必要なこと

離れて暮らして30年、気遣いとは

30年近く前に結婚して家をでてから、年に数回会ってるし年老いていることも重々承知しているけれど、一緒に旅行に行ったときは同行した妹の気遣いに甘えてたんだなと感じざるを得ない。今回の二人旅で80代の母親への配慮が足りなかったことがいくつもありました。

あらかじめ計画を複数パターンで練ってたのはよかった

晴れなら、雨なら、暑かったら、寒かったら、足が痛そうだったら等、Google先生や旅行ブログなどを駆使して、土地勘のない場所でのあらかたの計画をたてていました。

◆ 計画通りにできてよかったこと

  • 新幹線のチケットレス購入で待ち時間最小でスムーズに指定席に乗車できた。
  • 天候(寒くて風が強い)でPlan-Bへの変更がスムーズ。露天風呂しかないホテルにしなくてよかった。寒くて無理だった。
  • タクシーGOで「スライドドア」の指定などができてよかった。(ひざに負担がないようにしたい)
  • ホテルも一度宿泊したところだったので駅からバリアフリー(階段なし)で行けることがわかっていてよかった。



動きやすい服装で、フットワーク重視

  • リュック1つで行って大正解。母の荷物(義実家へのお土産)を持ったり上着の着脱の際にささっとヘルプできる。なにかとフリーハンドは便利。
  • 伸びる系の服。ダンボールニット素材で風を通さず伸びる薄手のコート。軽い。パンツは裏起毛でこれまたよく伸びる、家着にもしていて動きやすい。
  • ニットは寒暖調整で厚めを(寒かった)。翌日暑ければ下に着ている薄いカットソーのみで。容量が許せば1つ綿のベストを入れたらよかったかも。翌日はいわゆる弔問なので地味色に。
  • リュックには化粧品、手帳、スマホ充電器、お財布、下着、小さくたたんだエコバッグ。軽い。

薄いグレーの風を通さない薄いコート(DINOS)、オリーブグリーンの厚めのセーター(DINOS),白の裏起毛でらくちんゴムの伸びるパンツ、グレーのリュック(ガストンルーガ)、写ってないけれど靴は白のハイカットスニーカーで動きやすい

配慮が足りなかったこと

土地勘がなかったこともあり、母の膝の負担に関するケアや体調管理に数々の不行き届きがありました。

階段しかないところに出くわしてしまった

JR岡山駅から、高島屋に用があったので行きたい…けれどどうやっていくのか。正解は「駅出口すぐの地下へのエスカレーターに乗る」。とても便利なこの動線を知らなかったのでバス停のはじっころから地下への階段を下りることに。申し訳なかった1つめ。

高島屋からまた駅方面に戻る時は、ちゃんと地下道を通って駅までいったのですが、駅につながるエスカレーターに乗る際、手前に5段ほどの階段が。小さいことですが「また階段がある、、」となってしまって申し訳なかった2つめ。

そしてこれは階段だけということではないのだけれど、訪れた美術館の手前に階段があってスロープの登り口がちょっと離れたところにありました。そしてそのスロープ前に作業車が駐車していてみえなかった。ここでも階段を上らせてしまいもうしわけなかった3つめ。

炭酸泉の温泉施設でも、洗い場から屋内のお風呂はすぐ隣なのに、湯船にはいる手すりは奥の方にあって、足元に注意しながら10メートルほど歩いていかなくてはならなかった。。これも申し訳なかった4つめ。ちなみに妹と母と温泉にいった際は妹が常に横についてあるいていた…と今更ながら気づく、まったくもってケア不足のあかんアラカンの私。

そしてホテルでも。バリアフリーのチェックはしていたのに、お初で行ったラウンジに2段ほどの段が。朝食会場は段差がなかったけれど、ここだけ段差ありで暗かったし怖かったと思う。申し訳なかった5つめ。

なんと、階段事案だけで5つも。バリアフリーチェック、エスカレーターやエレベーターやスロープがどこにあるかは老親との旅の事前チェック必須でした。

こけたりしなかったからまだよかったものの、膝、痛かったと思うとこれからの要注意事項、寄り添えてない私自身がなにより大反省です。

ホテルの室温・風量

チェックインした際は日中だったこともあり、部屋はちょっと暑いくらい。その場で室温を下げておきました。

そして出先から帰ってきて、ラウンジにいって、、食事を終えて「あとは寝るだけ」と着替えてベッドに。母は疲れてすぐに眠ったようで、私もわりとはやめに寝入りました。

朝起きてからきくと、エアコンの風が母の足にあたっていたようで冷えた、冷房にしてた?と。

やらかしたわ。。空気清浄機の稼働は確認したのだけれど、温度調整と風量を最小に、寝る前に確認すべきでした。

コーヒーマシーン

朝方、母が起きた気配がしました。どうやらコーヒーマシーンの前でこれ(↓)を覗き込んでいます。

そこからまたうとうとしてしまって、次に目覚めた時にも部屋の隅っこでコーヒーマシーンをみて箱をあけようと苦戦しています。

あ~、前の晩にお水とコーヒーカセットのセットをしておいて、朝はボタンぽちっとするだけにしておけばよかった。私を起こすまいと、ひとりでもそもそみたり調べたりしてて申し訳なかった。

子ども(私)に気を遣ってどうするねんとも思うけれど

あれこれ気遣うごとに「大丈夫」という母。私も親になったからわかる。子供に心配をかけたくない。

ほんのちょっとのことだけれど、気遣いのありなしで全然違うことを思うと、先手先手でやってしまうのが吉。それができない自分はいかに普段から気遣いされている側なのかと思い知る。長女気質かしら(おそらく違う)。

さて、先月夫を亡くしたばかりの義母と、26年前に夫を亡くし、つい先日親友を亡くしたばかりの母との15年ぶりの再会の時間は楽しく名残惜しく。会いたい人に会えるうちに会っておく。ふたりともそんな感じで楽しく思い出話に花を咲かせて、至らぬ中にも今回のミッションをやり遂げたキモチの娘嫁でした。

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