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10年ぶりの着物はじめ・顛末記

京都・奈良

ぐずぐずと先延ばしにしてきた「着物でお出かけ」。ひょんなことから丸一日のお出かけにいきなりの再デビューを果たしました。

能楽を観にいく前の日。予定していたブラウスが届かない

インスタで見かけて注文した素敵なブラウスが、待てど暮らせど届かない。

ああ、もう間に合わない。明日、奈良の春日大社と興福寺で能があるのに。初めての能。

もしかしてこれは…リタイア後に夢見た「着物でお出かけ」の絶好の機会なのでは?

夕方あたりから着物の箪笥をごそごそしだしました。

うー、能を見る時のお作法(色目とか格的なもの)がわからない。

帯これでいいのかな、、、暑いしもうちょっと涼し気な白っぽいやつ…。
そこから着物用の下着や足袋など小物をだしてきて着付け練習。2回、いや帯は3回やったかも。

たとう紙がかさなってわちゃわちゃしてきた。着物は大人締めの紬でいくことに。屋外能だし、ちょっとあついので涼し気に。それと、塩瀬の白で、いってみよ!

当日、出かける時間から逆算して5時半起き

8時過ぎに家をでる、リミットは7時30分。

何のリミットかというと、その時間までに着付けができなかったら、諦めてプランB=洋服を着る。

久しぶりの着付けに1.5時間、髪と朝のわちゃわちゃが30分と見越して

朝5時半に置きました。

前日の練習が効いて、出発の1時間前には身支度ができました。すでにどっと疲れている。

そしてお出かけ。草履の経年劣化が想定外

この日の能は2つ。その合間のアクシデント

午前は春日大社で翁、午後能の講習をはさんで夕方興福寺で薪御能。

そしてそれ(事件)は春日大社の観能を終えてカフェに向かって歩き出したときに。

はい、草履の底がはずれました。初めての能(翁)が長くて小さい椅子に着物で座っていたのでふらふらなところにこれです。泣きそう。。

ぺローン(こんにちは)している草履。経年劣化はいたしかたない。

どうやら古い草履のゴム底と草履をつないでいる間に参道の砂利が入ってしまって、止めていたコの字のくぎが抜けたようです。

道端でコンコンとくぎを差し込みながら歩くこと3,4回。やっとのことでカフェにつきしばし放心。。。

カフェランチ後は興福寺会館での能入門講座にいかねばならぬ身。ごまかし歩きをしながら屋内かつ背もたれのある椅子にて、しばし講習に集中。

リサイクルショップへかけこみ草履ゲット

そしてその次のイベント、興福寺の薪御能まで2時間ほどフリータイムがあったので

興福寺からほど近い着物のリサイクルショップで
無事に小地谷縮の草履を1足お見立ていただきました。3,300円なり。助かりました…。

買った草履をはいて、小西さくら通りにある「ロクメイカフェ」のすみっこでしばし幽体離脱。。。めくれない草履、素敵。

お店の方曰く「昔の古い草履の底のゴムが劣化したら、もうそれは直すよりも買い替え推奨。むかしながらのものと違って今の草履はかなり履きやすいです」とのアドバイス。ごもっとも。手元の草履はすべて20年物ですもの、そりゃー劣化してます。帰宅したら古いやつ全部捨てよう。おいてたって履けない&はがれる可能性。

軽い足取りで薪御能へ

気を取り直して夜の部(薪御能。興福寺)へ。やっと落ち着いて観れそうです。

入門講座を受けたので席が確保されていて、東の脇正面の前の方。

薪の炎ゆらめく舞台を東側から堪能します。※正面+東と西に席があります。

途中、さすがに着物をひさびさに着た疲れからか
前方の小さな椅子よりも座高の高い後方のパイプ椅子のお席に移らせていただきました。お太鼓にしていて、後ろに人がいないところに座らせていただいて。

夜の部は興福寺、野外で3時間(葛城・狂言/飛越・鵜飼)だったので、背もたれ助かりました。

日が暮れてきてかなり冷えてきたのですが、着物って汗はすってくれるし多少の寒さもいける。首の後ろが少し冷えましたがストールでなんとか。演目に集中できて、幽玄の時間に没頭。

終わったのが20時40分くらい、近鉄奈良駅に着いたのが21時くらい。

朝6時半から15時間着物を着続けて。汗をかいたり、寒かったり。よれよれで帰宅。

総じて、楽しかった!

着物でおでかけ・今後の課題

さて、翌日は体のあちこちが痛い。

背中、みぞおち、足のつけね、太ももの外側。あと両脇。力を入れていたところが全部痛い。一日中リキんでたからですね。。そんなこんなでお恥ずかしい強行着物デビューのあとは、数時間程度のお出かけなら全然いけそう。

これから単衣のシーズン、単衣は訪問着だけなので、これから紬系を足していって楽しみたい。

↓ 薪御能の詳細はこちら

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