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虫めづる日本の美【細見美術館】

京都・奈良

まだまだ10度を超える12月の日中の陽気、京都 細見美術館まで若冲ほか「虫」をテーマにした作品を観にいってきました。(虫の画像はないです)

虫と美術品

古来より、厨子にタマムシが使われていたり、茶道具に蜘蛛(平蜘蛛の釜)とか蝶とか鈴虫やらが描かれた螺鈿細工ものなど、虫がモチーフになっていたり、絵(掛け軸)そのものに描かれていたり、季節を思い起こさせたり、あの世とこの世をつなぐと言われたり。日本人の文化によりそってきた「めでる虫たち」。

この展示会で個人的には「蜂もの」の何かがあればいいなと思い立ち、温かい日中に出かけました。

細見美術館の場所は京都 平安神宮の近く。入り口で名前と連絡先(メールか携帯)、居住の市を書きます。

・期間:2021/10/29 – 2022/1/30 ※会期延長
・入館料:一般 1,300円 学生 1,000円

館内

全館撮影禁止。上記のHPやWEB記事などで何点か作品がでていますが、こじんまりした中にも充実の作品群。

いくつかの床張りの部屋を順路に沿って階段を降りていき、個人差はあると思いますがさくさく観るタイプの私で約1時間。各部屋のドアは一部を除き自動ドア、連絡通路や階段は外気に触れる場所にあるので寒い。上着を着たまま観覧します。

最近買った単眼のスコープを持って行ったのですが、ガラスの壁があるとはいえとても近くで1つ1つ見ることができたのでいらなかった。平蜘蛛の釜や鏡、香箱に掛け軸や屏風絵などなど、ひともまばらだったのでじぃーっと見入ることができ眼福でございました。

古来のものだけでなく、近代のものもあり。カブトムシのような丸いフォルムで近づくと中の羽がふぁさ~っとでてくるライトとか昆虫のまんまの動きが不思議でした。からくり人形と同じ仕掛けで動くそうで、美しく、なんども実際に開く様子に見とれてしまいました。

気に入ったのは

  • 空蝉の絵巻
  • 春日神鹿御正体
  • 若冲「糸瓜群虫図」
  • 若冲「海老図」
  • きりぎりす絵巻
  • 祇園祭り(螳螂鉾)屏風
  • Ready to Fly

など。

ミュージアムショップ

階段で最後(地下2階)までいくと、最後にミュージアムショップがあります。通常のものと今回の虫系のものが置かれていました。

通常のものとは「若冲」や琳派「神坂雪佳」ですね。展示されていた屏風(鶏、虫も描かれています)のものや、犬、寅の手ぬぐい、豆皿、エコバッグ、トートバッグ、文香、小箱(アメ入り)ポチ袋や香立て、風呂敷など。豆皿やポチ袋のセットがかわいらしかったです。

あと、来年の干支でもある寅のものも多かったですね。若冲の「寅の手ぬぐい」を買うかどうかを悩みに悩んで使い道がないことを冷静に考え、やめました(笑)。ポチ袋も、もうお年玉をあげる人はいないんだった。それに家にたくさんの在庫がある。愛でる在庫のポチ袋達。

とかいいつつも、、手ぬぐい(寅 800円 と鳥獣戯画 1,200円)は買いました。お正月におろします。ええもん買えたわぁ。

虫のモチーフグッズもたくさんありました。あと主催の養老孟司氏の著書の山。

たくさんの種類の虫が描かれた手ぬぐい、名刺入れ、クリアフォルダー、ピンバッジ、あと紙製のリアルな虫の模型(カブトムシ、ナナフシ、などなど)リアルすぎてあまり売れてなさそうでしたが(笑)、アブラゼミの抜け殻まであったのに私の目当ての「蜂」はなし。残念。

これからの日常に、ちょっとしたテーマを盛り込もうと思い、週末のお出かけに蜂のピンバッチでもあればという思いつきがきっかけで初めて訪れた美術館、次回は地下二階のカフェにもお邪魔したいです。

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