どかどかお金が出ていくことの多かったリタイア1年目、みえてきたことと来年の計画。気が早いけれどこの時期からの備えは大事。
2022年9月でリタイア1年
あ~8月終わりくらいから翌年4月の事業計画の検討ってはじまってたなと会社員生活を遠く感じる1年前、定年より少し早い55歳で早期リタイア。
そこからあまり「これ」というものを決めずこだわらず、クラゲのようにゆらゆらと気になったものに吸い寄せられては離れていく、そんな1年を過ごしてきました。
予定通りだったものもあれば思わぬ経験もできたりと、楽しみながらとりあえずあと4年、60歳までふらふら・ゆらゆらしながらどこかで起業するかも…あるいはしないかも…自由気ままライフを満喫中です。
2021年秋からのリタイア、翌年の今年は住民税やら年金やら健康保険(継続)やら大きなお金がでていったり、雇用保険をいただいたりと初めての経験の中、あらかじめ想定していたマネープランをなんとかクリアできそうな感じでほっとしています。
リタイア2年目、まだまだ生活費高めのプラン
この感じ(下図のグラフ)で毎月の支出を追っていきます。60歳くらいまではこのベース。
61歳からは娘の独り立ちあるいは結婚で食費光熱費が下がり、払い終わりの保険料分がなくなるので、もっと生活費が下がるもくろみ。
なんとなく決めていた「老後・月25~28万円」におさまって、2023年予定は月平均27.8万円コース。
下の月ごとの支出見通しでは、4月は車検、5月は固定資産税でグラフが上に膨らんでいます。大きな出費の予定は計画時点では「なし」。12月のグラフが膨らんでいるのは、何月に使うかが決まっていないもの(旅費、修理費等)をのっけてるから。
まだはじまっていないので、予定と実績/見通しの棒グラフが同じ値、折れ線グラフはその月までの平均値。横破線(27.8万円の線)と折れ線(実績から計算した平均値)が乖離していくとおもしろいんですよ。。ちなみに2022年バージョンは乖離が激しすぎる。。毎月差異がでて対処するのがおもしろいんです。どこで吸収するかな、と。
支出は大きく下の3つのグループに分けて、それぞれ細目に定めた支出を予算化。
固定費はまさに今、計画時点で見直しをして、ブレるものだけを注視していくスタイル。
まさに計画が8割。
生活費の構成 ①日常生活費
- 食費:工夫次第で下げることもできますが超えないことを意識
- 光熱費・通信費:低減策は打っているのでなにもしない
- 固定資産:年々少しずつ下がっているけれど固定・なにもしない
- その他:地震保険とか自治会の会費とか、こまごました固定費・なにもしない
①のグループはある程度セーブするためのの工夫は必要ですが、大きく手を入れないエリア。電気の自由化とか、ネット回線の乗り換えとか、低減策は対応済み。
生活費の構成 ②娯楽費関連
- 帰省:帰省する際の交通費、お土産、母の日・父の日
- 交際費:私の交際費 (夫は別勘定)
- 娯楽費:サブスク、観劇チケット、交通費、私のスマホ代
- 日用品:猫のエサ、カーペット買い替えなど(洗剤とかこまごましたスーパーで買うものは食費に計上、こちらではわざわざネットや専用のお店で買うもの)
- 化粧品・美容院・服飾費など:私の出費分のみ
- その他:予備。修理代や家電を買うなど。大きなものは「プール金」から。
②のグループは、意識することで大きくセーブできるところ。スマホはフリーSIM済。あまりセーブしすぎるのも味気ないので予算内におさまるようにコントロールが大事。
金額のブレは同じグループ②の中で調整します。娯楽費がかさんだら服飾費を削る、とか。
生活費の構成 ③その他
- 医療費:私の分のみ。かかりつけと歯科、新たな通院も込で、ほぼ確定。
- 保険:医療保険(月4千円)とがん保険(月1万円)と傷害・介護保険(年払い、親の分もはいっている)あと健康保険料(任意継続は支払い済み、春から国保あるいは扶養に入る)
- 車関連:車検、税金、保険
ここもほぼ固定なので特に手を付けるところもない。車はすでに2台から1台にしたので(これはかなり浮きました!)現状維持。保険もリタイアした時に見直したので最低限のものにしているつもり。
それぞれ、一番細かいベースで月単位に支出の予定を書き込んで、3つの分類ごとに集計できるようにしておきます。
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計画時にやること
計画がある程度できたら、来年が始まるまでの間にどこに手を入れるか、検討・試行錯誤の始まり。
2022年の計画と実績とを比べて、問題をみつけて2023年のアクションに活かす、このサイクルは会社員時代ずっとやってたこともあって、身に染みているのかも。楽しい・おもしろい。
大きな金額のもの、契約に関するものを見直す
- 固定費を見直す:金額の高い固定費から見直せないかを検討する。電気代とガス代ならセットでお得なサービスに変える(実施済)。通信費は安いプランやフリーSIM(実施済)。家のローンも終わっているし今のところ現状維持。
- 変動費を見直す:金額の高いものから見直す。食費だな。。おとりよせもまだやりたいし、ここは現状維持。外食担当は夫で別勘定なので浮いていると思われるがここには未反映。
- サブスクの見直し:ちりつも的なサブスクも年間の支払いでは馬鹿にできません。どのタイミングで解約するかをきめて手帳に書き込みます。すぐにできるものはすぐにやる。
- 生活の変化で変わるもの:2022年は化粧品の支出がぐっと減りました。美容院やエステもぐっと減る想定で予算段階から削っておく。
数字は実績をつけて終わり、計画を入れて終わり、ではなくて、数字を眺めてその先にある「支出を削る為のあれこれ」を模索し実行するところまでがお約束。数字をみてアクションして見直す、PDCAサイクルゆうやつですね。
ライフプラン表チェック
ここまでは月単位のお話。ライフプラン表は年単位でそれこそ90歳になるくらいまで、別のExcelで年次の収支と貯蓄をを記載してグラフ化しています。ここへの影響を確認します。
今回立てた2023の計画と整合しているか、2022年の実績を更新しながら必要に応じてどこで帳尻をあわせるかを検討します。
今回はリタイアしておおよその生活のパターンがみえてきたことと、退職後の年金額がほぼ確定したので、65歳からの収入欄を更新。収入はリスクを見て少し少な目に、支出は同様に少し多めに書いておき、確定していく度に更新します。
年次の貯蓄額が「もしもの時にとっておきたい金額」を下回らければよし。先の不安要素が少ないほど心理的にラクです。
↓ 退職したあとの年金額・覚悟してたほどは減ってなかった
↓ 心の安心材料、ライフプラン表。収入と支出を年ごとに書いて「貯蓄」の変動をみる。これも毎年、年単位で見直す
今回実施すること
結局、今回(2023年にむけて)は、3.のサブスクの見直しを実行し約8万円/年 強の支出のセーブ。
- 日経電子版の有料会員(月 4,277円+Gooday 月 560円)解約 → 年間 58,044円 コストセーブ
- Apple Music(年払い 9,800円)解約 → 年間 9,800円 〃
- U-Next(携帯会社経由で月 1,089円)解約 → 年間 13,068円 〃
日経はこの1年みてないしメールが届くのもほぼみていない。Appleはもう、欲しいものだけ買うことにした方が私の場合は安い。そんなに雑多にいろいろ聴かないし。U-Nextはほぼみていないので。NetflixとAmazonプライムビデオでことたりていることがこの1年でわかったので解約だ~!
あとは実際に走りながら
2023年にはいったら、毎月末にその月の予算と実績とのGAPをみて次月以降の軌道修正をしていきます。
時折ライフプラン表で想定しているイベントへの影響を見ながら、3つのグループの変化をみていきます。大きな変化の想定は以下。
- 60歳。収入:財形年金とiDeCoの受給開始。公的年金の開始まで賄える想定。
支出:①食費減 ③がん保険の払込み終了で支払額減(年間12万円) - 65歳。収入:公的年金の受給開始。1年先に受給開始の夫と合わせその分で生活する
- 70歳。収入:そろそろ積立NISAの出口戦略を検討する時期。支出:リフォームを想定。
がん保険を60歳払い込みにしておいてよかった。。61歳からの支払いがぐんと減ります。 保険をかけるときは先のことが想像できないものですが、これに関してはナイス判断でした。
また、当時は60歳で退職したあと65歳の年金受給までをつなぐものとして「財形年金」や「確定拠出年金」をあおられてw 加入しておいたこともよかった。確定拠出年金は退職後60歳までiDeCoに移換して、現在運用中。
「予定は未定」を肝に銘じる
ゆうてもあくまで「机上の空論」。毎年発生する「まさか」の変化を楽しむくらいでやることが大事。そして自分の臨機応変力を楽しむ。
Excelで管理していると、おもしろくてつい何時間もいれこんでしまい肩が凝るけれど、グラフにしたりへんな独自の計算式を入れたりといつまでもメンテしていられて毎年バージョンUPしてます。自分でみるものなので自由でいいわ。。会社と違って締め切りもないしマイペースでできるのがいい。
さて、えらく気が早いようではありますが2023年が始まったら走りながら実績とのGAPを追えるように。考えられる対応はおそらく主に私の無駄遣いの確認かな。。あれこれ策を検討するのは前向きな思考で創意工夫のし甲斐があるもの。ちょっとしたボケ防止にもなりますね。
↓ リタイア後のマネープラン
↓ リタイア後の保険選び
↓ 無駄な支出を止める、無意識を意識化する方法
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