庭の隅に芽吹く野草のたくましきこと、いとわろし。
ガーデニングが楽しくなる季節
奈良の東大寺のお水取りが始まると、さて春が近い。
少し前に寒肥を入れたり鉢の土替えをしたりした、小さき我が家の庭。2月から3月は「バラの芽かき」のシーズンです。
日に日に、そして一雨ごとにあたたかくなるこの季節は、庭仕事が本格化して、毎朝外の空気を吸いにちょこっと出るだけでも楽しい。
あたたかな春の日差しにいざなわれて、お庭にでてバラの芽をチェックする。
どの芽が陽当たりよく育ちそうか、枝ぶりをねめつけて(目つきが怖いガーデナーw)、混み合いそうなところの芽を指でとり、栄養を集中させる。
1センチくらいに伸びたのもあれば、赤いぽっちりで今から出てくる期待の芽もあったりして、春の日差しでこれからぐんぐんのびるのを妄想して期待が膨らむ。
まだまだパンジーやビオラも元気、水仙もちらほら咲きだして色どりが増えていく小さなお庭に春を感じる、おこもりばんざいタイムの到来だ~。
雑草?野草?その名を教えて、Google先生
昨年ダウンサイジングしたお庭は手入れも手の届く範囲になって、あのいやになるほどのうっそうとした量の雑草は生えてこない、けれど
水やりをする鉢まわりに知らない間に春の気配を感じてか、わさわさ元気にはびこるやつらがいました。
せっかくなので、スマホでGoogle先生で写真検索してその名を問うてみる。スギナとかドクダミとか薬草ないかな。。
Google先生の「カメラのマーク」をセレクト
↓
対象物を写し、「カメラで検索」をぽちっとな
すると、「これじゃない?」と検索結果を見せてくれる。
その中から近いものやそのものずばりなものを見つける。
この例では「アジュガ」ですね。雑草ではなくうちでは毎年勢力を伸ばしている、実家から一株持ってきたもの。庭からはみ出してきたものを適当に抜いたり庭に植えなおしたりして、春のミツバチや蝶をいち早く呼びます。
その1:ホトケノザ
これけっこう生えてるんですよね。知らない間ににょきにょきと。一番多い。風になびいてる。
仏様が座する場所に似ているから、ホトケノザ。ありがたい名前なのに雑草扱いとは。
そして七草がゆの「ホトケノザ」とは別物で食べられない(おすすめしない)そうな。
では遠慮なく抜く? いやこれ、よい土のところに生える草だそう。根から上をカットすればいい改良剤になるそうな。なるほどなるほど、、って庭の土のところにあるものはカットしてそれ以外は根こそぎ抜くっと。
その2:アカカタバミ
かわいらしいミニチュアの赤い三つ葉的な草。そしてその生態はまったくかわいくない。球根や花(種)を飛ばして気がつけば庭のはじっこにわさわさと生えています。
光を遮断する防草シートや土ごと根っこごと抜き去るかしか対処はないよう。
去年、1つのバラの鉢にもびっしり生えて、抜くのが大変だった。可憐な黄色い花が咲く前に、ぼちぼち抜いていく。
その3:カタバミ
三つ葉のクローバーと思いきや、花が違う。黄色い可憐な花をさかせるこちら、カタバミ先生です。
駆除方法はアカカタバミ同様、花が咲く前に抜き去ります。クローバーぽくてかわいいけれど、放置すると勢力が増してくる。抜くのに労力はいらないのでこちらも見つけると適度に抜く。
その4:Vicia(ソラマメ属)
カラスノエンドウ?でもなさそうな。 花や実がなる前に抜いてしまうので、おそらくこれと思われる。ホトケノザの近くでひっそり下草を伸ばし、冬は枯れてるようなので一年草かな。
15分で作業終了、ダウンサイズで「ええ加減の」ガーデン
結局薬草的なモノはなかったマイガーデン。作業時間も短く、1回どころかいつも完璧を目指しません。また今度、ちょこちょこやっていこ。
家事掃除やお料理などの用事は「15分」くらいを目安にするのが疲れず続けられてちょうどいい。
庭のバラの芽チェックをひとしきり終えると、気になるところに生えてしまった野草を15分ほど抜く。弱弱しい草ばかりなのでカマや除草の機械は不要。素手でちょこちょこ軽作業。
庭をダウンサイズする前は70リットルの袋が2つほどでて、1日がかりで膝と腰に負担をかけていましたが、いまはさくっと15分で完了して袋半分くらいの量。まさにローメンテの小さき庭。
1週間に1回やるか、毎朝ちょこちょこ抜くかくらいの量なので、アラカンガーデナーの許容範囲内です。
社寺仏閣ほどの完璧さはなくていい、野草が風にそよいでいるくらいがいとをかし。どちらもそれぞれでええ感じのええ加減。それでいいのだ。
15分で抜いた、こんもり(笑)。翌日にはかさが減って70リットル袋3分の1くらい。
↓ 庭じまいシリーズ。たまった鉢を捨て、木を抜き(切り)、少し狭くしてローメンテの庭に
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