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おひとり様になった80代後半義母のチャレンジ

くらしの雑記

月に一度の義実家訪問、できることはやってこ

長年連れ添った夫を亡くして3か月

1月末の義父の訃報から3か月。なんだかんだと帰省の頻度をあげてます

一人では広すぎる古民家に暮らす義母。なにかとできることもあるかなと

持ち物は毎回変わりますが今回はこちら。

  • 空海展のおみやげ(空海好きなのでグッズを少々)
  • 餡子もの。前回は阿闍梨餅。今回は鶴屋吉信の「つばらつばら」
  • 白いゴミ袋(お掃除お持ち帰り用)

到着したらすぐ、表に飛び出してきた喜びの義母。大好きな「海鮮もの」のある地元の食堂へGO&満腹です。

義実家は真言宗なこともあって、空海大好きな義母と、先日私が訪れた奈良・国立博物館での空海展やテレビで特集をしていた話で盛り上がります。お土産大層喜んでいただけました。いやほんと、お連れしたかったけれど義実家遠すぎて断念しただけにお土産と曼陀羅の話は尽きない。

おもたせの「つばらつばら」は大伴旅人の万葉集の歌から

「浅茅原(あさぢはら)つばらつばらにもの思へば故(ふ)りにし郷(さと)し思ほゆるかも」。

つばらつばら=しみじみと、心ゆくまでという意味。

奈良の話をしながら、大伴旅人と家持の話に花を咲かせながら、しみじみいただきます。

鶴屋吉信HPより画像お借りしました

私と義母が万葉&空海トークで盛り上がっている間に、夫がゴミ袋5つ分の納屋の片付け+段ボールをわんさかたたんでました(笑)。

↓ 空海はいろんな本もありますが漫画も秀逸。全巻履修済みさ~


 いろいろ始めたり、続けたり

電子辞書を片手に歌集を詠む

「そうだ、momaさんがいるうちにいろいろ教えてもらおうと思って」と、

義母がとりい出したるのは、電子手帳。懐かしいですな。

知らない漢字をどうやってこれで調べたらいいの?

えっと、、私もこわごわ使いながらやり方をつかんでレクチャーします。内蔵されているペンで「書く」ボタンを押してフリーで書くとそれらしき漢字が呼び出される。なるほどなかなか使えます。

どんな本を読んでいて知らない漢字がでてくるのか尋ねると、「歌集」とのこと。

ご近所の方から、何冊か歌集をいただいて、寝る前に読みふけったりされるそうです。好きな歌のところに折り目が付いていて、何度も読んで味わっているようです。ほお、いいね。

スマホ・電話

「そうそう、かかってきた電話をどうやってとればいいの?」

はい、スマホをお持ちなのは知っていたのですが、あまり使っていなかったのが本格的に持ち歩きだしたようです。電話をかけることはできても受けることがむずかしいようで、私のスマホからコールして練習、練習。

画面に📞のマークがでて、「上にスワイプ」と画面にでているのですが、どうやら📞のマークをタッチするだけでつながらない…。不在着信の嵐。スワイプってわかりにくいですよね。

隣に座って私のスマホからコールテストして、上にスワイプしてもらうこと数回。画面にも上にスワイプってでてますね、とかいって何度か通話「もしもし」「ハロー」…レクチャー完了。

スマホ・LINE

驚いたのがLINE。絶対できないとおもっていたアプリが入っていて「受け取るだけで返せないの」と。義弟が手続きしたみたいで義弟一家とオトモダチ。孫の写真などを送ってもらって楽しそう。こういう「受け取るだけ」でも楽しみ広がりますね。

なぜかうちの娘もすでに友達になっていたのですが、ここで私と夫もJOIN。

しかし目的はそこではなくて、LINEの「プロフィール写真」に何も登録されていなかったところにお義母さんお気に入りの夫婦でとった写真をアイコン設定。※本人写真は載せない方がいいのだけれど、身内だけにしかつながらないようになっているし、いいかと

これが、大変喜ばれて。いつもベッドサイドやリビングやダイニングに飾っている亡き夫の写真がスマホで持ち歩けるだけでなく、LINEのアイコンになったというのがとってもよかったみたいです。二人とも優しい笑顔のとてもいい写真。

花を買い、畑をやり、歌を詠む

せっかくの車移動なので、食事の帰りに立ち寄ったホームセンターで畑の肥料を買う。小さいけれど畑仕事は昔から慣れたもの。近年ブドウチャレンジもされていますが、定番のすいかや南京、トマトなどお待ちしています(笑)。そしてお花コーナーで、華やかなつつじを2鉢。

庭(花)をやりながら、畑をやりながら、近所の方と歌の会を楽しむ。

80代後半で一人暮らしが始まって、寂しいながらも毎日義父の写真に話しかけ、しっかり食べることの大切さを語る義母。

お野菜中心、出汁中心の食生活を送りながら、新しいことにもチャレンジして楽しく暮らす。少なくとも三回忌までは送りたいわと話す快活な義母の毎日がより豊かでありますよう。また来月ぅ。

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